遊びの師匠
2019/06/11
もういない人がいるように感じた経験。去年の秋、学生の頃とてもお世話になったおじいさんが亡くなった。俺は学生当時、地元の漁協に出入りしていて、そこで知り合ったそのおじいさんから、地域の川や海での遊び方を教わってた。釣りキチ三平でいう一平じいさんみたいに話の分かる人で、…
2019/06/11
もういない人がいるように感じた経験。去年の秋、学生の頃とてもお世話になったおじいさんが亡くなった。俺は学生当時、地元の漁協に出入りしていて、そこで知り合ったそのおじいさんから、地域の川や海での遊び方を教わってた。釣りキチ三平でいう一平じいさんみたいに話の分かる人で、…
2019/06/04
子供の頃この話を聞いた私は、耳をふさぎ泣いていたそうです。去年帰省した際もう一度ちゃんと話を聞きたかったのと、私の子供にも聞かせたかったので、祖父に願い、再度話してもらいました。祖父が旧制新潟高等学校への受験を控え、兄弟のいない仏壇部屋で受験勉強をしていた時の話です。…
2019/05/30
バイクで田舎道を飛ばしてた時の事。カーブの手前で車数台とすれ違った直後、なぜか突然『ここはやばい』と思った。別におかしなところは何もない様に見えたのだが・・・ゆっくりとカーブを抜けたら、なんとカーブの直後で車が事故を起こしており、警察が事故処理を行なっていた・・・。や…
2019/05/29
田舎に泊まった時の話。私の田舎は米農家で、まあ、田舎独特のと言えば宜しいでしょうか。とても大きな家で、いとこが集まる時は一家族に一部屋割り当てていました。私がいつも使う部屋は、仏壇のある部屋の隣。襖で仕切らているだけです。特に怖いということは無かったのですが。…
2019/05/29
戦後すぐのお話。哲夫という田舎の青年が、カメラマンに成る為に上京しました。哲夫には幸恵という恋人がいました。幸恵は両親の反対を押し切り哲夫と一緒に上京、貧しい同棲生活が始まりました。貧しいながらも、二人は肩を寄せあい幸せでした。しかし、哲夫の仕事が上手くいきはじめると、…
2019/05/25
母方のご先祖様に、赤穂浪士の四十七士の一人がおります。その母が十数年前に命に関る大病をしました。手術はとても難しく、例え成功しても元通りの生活は無理かも・・・と言われていました。しかし無地手術も終わり、後遺症その他心配された事柄も無く、今現在も母は元気に暮らしてま…
2019/05/22
私が小学校2年生だった時の話。私の父は出張が多く、ビジネスホテルに泊まる事が多かった。父は出張先では夜にお酒を飲みに出かけることが常で、出張先から連絡をくれるなどということは滅多にありませんでした。携帯電話はもちろん、テレフォンカードすらない時代です。電話するとす…
2019/05/21
そういえば、この大叔母から聞いた話がありました。大叔母がまだ若い頃、田舎にありがちな大家族だった我が家は、敷地内に母屋のほかに別棟が隣接して立ててあり、その1階を納屋、2階を子供たちの寝室にしてありました。お手洗いは外にひとつだけ。外灯もろくにない時代でしたから、夜は本…
2019/05/18
警察血まみれ事故田舎電話入院病院不思議仏壇誘拐小学生幼稚園夏休み
うちの田舎で実際に起こったこと。納屋にトラクターとか脱穀機とかいろいろ置いてあったのだが、近くの池沼娘が朝早く侵入。脱穀機で片手の指全部落としやがった。大絶叫で家中飛び起きて納屋に行ったらスプラッターもいいところ。救急車よんだって、あんな田舎じゃ来るのに40分…
2019/05/15
おとんを見た話。無駄遣いと言われても、喫茶店で一人でお茶するのが好き。今時の『カフェ』といった洒落た店ではなく、いわゆる喫茶店が好き。たいてい流行ってなくて、客が少ないのも好き。古本屋で買ってきたばかりの短編集なんかを持ち込んで、誰にも邪魔されずゆっくりとコーヒーをすす…
2019/05/12
ずっと昔の話。小学1年の時に祖母が亡くなり、仏壇のある部屋でお坊さんがお経を唱えてた。すると、お経に合わせて祖母の遺影の口が動いてる…。その場では、遺影がお経を唱えてるなぁ~なんてぼんやりと考えていて、その後の昼食の時に、イトコのお兄さんにその事を話した。意味が伝わらな…
2019/05/11
祖母が亡くなった後の話です。祖母は隣の町内に住んでいたのですが、祖母の家の仏壇はすごく古かったので、我が家で新しく購入したのです。そして49日のときに、お坊さんが古い仏壇の『しょう抜き(字が分かりません)』を行い、我が家の新しい仏壇に『しょう入れ』をしてもらったの…
2019/05/11
中学生の頃、ひとりで留守番をしていたら、「痛いよぅ~、痛いよぅ~」とすすり泣く声が聞こえた。すぐに止んだけど、恐くなって寝たふりをしたり、他界した父の仏壇に守ってくれ~と拝んだりした。数カ月後、思いっきり足の小指を引っかけた私の口から出たのは、あの時の「痛いよぅ…