「遺骨」一覧 (16件)

人骨の粉

2024/10/29

私がこの町に引っ越してきたばかりの、小学校6年生の時のお話です。小学6年生の三学期ー。そんな、中途半端な時期に、私は今の町に転校して来ました。元々、町自体が小さい場所ですので、生徒達は幼稚園や保育園から一緒の子達が殆どで、生徒達の輪やグループは完全に完成された…

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いつまでも納骨しないと

2024/07/27

四年くらい前に母が亡くなったんだけど、遺骨をいつまでも家の仏壇に置いてたんだ季節が冬で『雪がひどくて納骨が大変だから』とか色々理由付けされたけど俺はオトンがオカンの骨が遠くにいくのが嫌で渋ってるんだろうなって思ってたんだよけどどっかで聞いたのか見たのか忘れたけど、…

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見知らぬ遺骨

2024/05/08

よくある事故物件みたいな話だし、死ぬほどかって言われると、疑問はある。でも、地域性なんかも考えると、もしかしたらみんなは怖いかもしれない。その場所は、元は田舎の漁村だった。山間の漁が盛んな町で、若い人でも北枕はだめだとか、夜に口笛を吹かないとか、神棚や仏壇や床の間…

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近寄りがたい廃屋

2023/12/12

つい先程、取引先の隣の民家で体験した話です。場所は山沿いの道を登った小高い丘の上に民家が離れて5軒ある所、その内3軒が廃屋だった。木々に遮られ夕方早々には薄暗くなるといった少々雰囲気がある。取引先の主人の言うには北側にある一番奥の家には近寄らない方が良いとの事…

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弟の右手

2023/04/16

事情は知らないが、友人の弟の葬儀でザワついたって話を聞いてきた。遺品や別れ花を入れるときに友人は気がついたそうだ。五体満足で生まれたはずの友人の弟の遺体に右手だけがない。理由もわからなかったし、右手も見つかってなかったらしい。そして火葬場で骨壷に遺骨をつめ…

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母の納骨を渋る父

2022/06/17

四年くらい前に母が亡くなったんだけど、遺骨をいつまでも家の仏壇に置いてたんだ。季節が冬で『雪がひどくて納骨が大変だから』とか色々理由付けされたけど、俺はオトンがオカンの骨が遠くにいくのが嫌で渋ってるんだろうなって思ってたんだよ。けどどっかで聞いたのか見たのか忘れた…

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ワンピースを着た女の子

2021/07/09

私がこの町に引っ越してきたばかりの、小学校6年生の時のお話です。小学6年生の三学期ー。そんな、中途半端な時期に、私は今の町に転校して来ました。元々、町自体が小さい場所ですので、生徒達は幼稚園や保育園から一緒の子達が殆どで、生徒達の輪やグループは完全に完成されたもの…

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残されたテープレコーダー

2020/09/14

ある男がひとりで登山に出かけたまま行方不明になった。3年後湿地帯でその男の遺骨が発見され、遺留品も回収されたが、そのなかには、テープレコーダーがあった。テープには大声で助けを求める、男の声が録音されていた。男はどうやら何かけがをして動けなくなったらしかった。テ…

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箱の中の少女

2019/10/21

十年以上前の話です。当時、私の祖父は腕の良い建具職人でした。私はそんな祖父の仕事ぶりを眺めるのが好きで、よく仕事場に出入りしていました。その日、私はいつものように祖父の家を訪れ、落ちている木ぎれを拾って遊んでいました。目の前で、祖父が作業台の前に座って黙々と仕事をしています…

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廃墟の写真

2019/09/22

美術としての廃墟の写真集持ってたんだけど、ある一軒家を写した写真の、その写真家のコメントが怖かった。『普段は廃墟の写真をとっていても、変な事はあまり起きないが、この家だけは雰囲気が違って、“見られてる”という気を感じ、一刻も早く抜けないと闇に連れて行かれると思った。…

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誰もいない村

2019/06/27

明治の初期、政府役人が人口などの調査のため山奥の村を回っていると、なぜか誰もいない村(といっても家が数件ある程度)があった。廃村としてはまだ新しいので変だなと見回ると、裏の小川の土手が崩れて人骨がいっぱいその中から出ていて、役人たちが掘り出して調べたところ。・遺骨は大人…

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村にある立派な空家

2019/06/27

寺の住職からの聞いた話。近隣の村ですが、その村には立派な空家が一つあり、改装の必要なく住めるくらい状態がよいものでした。近頃は都会の人が田舎暮らしを希望するIターンがはやりで、その村も受け入れに力を入れてました。当然その家も入居者が入るのですが、三ヶ月と続かず出て行き…

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親族の遺骨

2019/06/10

先日亡くなった友人Aの話。当時小学生だったAの父方のお祖母さんが亡くなった時、叔父さんが骨壷を持って逃げた。すぐに捕まったらしいが、「どうしても欲しくなって、気がついたら抱えて走っていた」と言ったそうだ。母親の遺骨を形見に欲しいというんじゃない。骨壷の入った袋を抱え…

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