家出
2019/06/09
自分でも信じられない話。俺が小学二年生の夏の話。弟と兄弟げんかして、両親は理由も聞かず「長男だから」と俺だけ叱った。正座させられた俺に、両親の後ろに回りこんでアカンベエをする弟。その晩、俺は悔しさのあまり深夜コソーリ家出した。行く所など無く、深夜の住宅街をぶらつい…
2019/06/09
自分でも信じられない話。俺が小学二年生の夏の話。弟と兄弟げんかして、両親は理由も聞かず「長男だから」と俺だけ叱った。正座させられた俺に、両親の後ろに回りこんでアカンベエをする弟。その晩、俺は悔しさのあまり深夜コソーリ家出した。行く所など無く、深夜の住宅街をぶらつい…
2019/06/09
もう10年以上前に死んだ祖父に聞いた話。霧雨が音もなく降りしきる梅雨のある日、祖父は田んぼに出て作業してた。今でも同じだけど、祖父の家は糞がつくほどの田舎にあり、周囲は田んぼだらけ。隣の家まで100メートル以上は離れてるようなとこだ。祖父がふと顔を上げると、向こうの○○さ…
2019/06/08
六歳のとき、日曜日だったな。朝から友達と遊びに行ってたんだ。田舎だったから山やら川やら。子供だったし金なんてもってないから、お昼は家に帰って食べるのが普通だった。でもその日は遊びに夢中になっちゃって、夕方の少し手前ってくらいに太陽が下がってたんだ。怒られちゃうから帰…
2019/06/08
10月も終わりに近づいた放課後のこと。私たちは文化祭の準備で、かなり遅くまで教室に残り展示物を作る作業をしていました。朝からの雨はいつの間にか霧雨に変わり、夕方なのにまるで夜のような暗さでした。時々遠くで雷鳴が轟き、当たり一面を一瞬明るく照らします。私の故郷はかなりの田舎…
2019/06/07
写真田舎病気不思議予感小学生葬式大学生夢の話マネキン祖母ゲーム
夢っていうものは大概、見ている最中はまるでそれが現実のように感じられて、目が覚めた瞬間は内容を鮮明に覚えているのに、起きて顔でも洗っているうちに頭に霧でも掛かったみたいにそれがどんな夢だったかを忘れてしまう、そんなものだと思う。俺が普段見る夢も大抵そういう感じなんだ…
2019/06/06
昔ばーちゃんから聞いた話を一つ。第二次世界大戦中、うちのばーちゃん(サノ)が10歳のころ、お姉さんと避難のために親元を離れ、田舎の遠い親戚の家に預けられていた。しかし、この村にも爆弾が落とされた。たくさんの人が死に、親戚の人も亡くなってしまった。サノとねーさんはそこには…
2019/06/06
叔母にあたる人が死んだんだけど、ちょっとゾっとすることがあった。叔母さんって言っても13しか年離れてないから、子供の頃の俺にしたら姉みたいな存在だった人。叔母がいよいよヤバイかもだから、話できなくなる前に会っとこうって話になって、爺ちゃんも心配だしGWに母親の実家へ行…
2019/06/06
私の祖父の経験談だけど、子供の頃(戦時中)に何かの催しで地域の人たちが一堂に集まって、御馳走を食べたそうだ。まだ田舎だった事もあって、町中ほど食糧事情が悪くなかったとはいっても、やはり戦時中なので御馳走なんて滅多に食べられない。子供心にも食べたくて仕方なかったのに、食べよ…
2019/06/05
夢の中に、死んだ祖母と知らないおばぁさん二人がいた。祖母に育てられた私は、夢でもまた会えたうれしくて、「私結婚したの!顔は不細工だし、気が付かない男で高卒だけど、ちゃんと稼ぐの!稼ぐのよ!頭はすごくいいの!家柄も没落して貧乏だけど田舎の材木問屋で、田舎の名家だったの!・…
2019/06/04
私自身が半信半疑な上、友人次郎がアホな為、わけわからん出来事をわけわからんまま書いちゃいます。高校の頃の友人次郎が、大学を卒業して地元へ帰って来た。(友人と言っても、クラスが同じで軽く話す程度の間柄)『一緒に飯でも食べないか』といきなり誘われた。「他に誰か来るのか?」…
2019/06/03
ある田舎の高校1年生くらいの少女が、誕生日祝いに親に携帯電話を買ってもらった。その子はとても喜んだが、その頃は携帯があまり普及していなく、また田舎ということもあり、少女のまわりの友達は誰も携帯電話を持っていなかった。しかし、あるときその子の携帯に一通のメールが届いた。その…
2019/06/03
大学2年の夏休み、男7人でキャンプへ行こうという話がでた。田舎に住んでたAが「とっておきの穴場があるんだよ」と言うので、車2台でAの言う山奥の渓流へと行くことになった。高速を3時間ほど突っ走ったあと1時間ほど車を走らせ、山を30分ほど上ったところで、本道からそれる…
2019/06/03
田舎に祖母の家があり、幼い私は夏休みなので母親とそこへ遊びに行っていた。うとうとしていた私がふと目を覚ますと、母親が皿を片手に目の前に立っていた。母は無表情で皿を差し出して、「白菜を甘く煮たやつ(当時の私の好物だった)だよ」と言う。でも皿の上のはどう見ても白菜じゃな…