「葬儀」一覧 (124件)|4ページ

気配に敏感

2019/06/07

俺自身は霊感ないんだけど、弟の友達の話をするよ。そいつは霊感が強いって言うか、気配に関して敏感っていうか。俺が夜自分の部屋でテレビを見ていて、一階に下りようと思って弟の部屋の前まできたんだけど、ドアが半分開いていたんだよね。何気なく部屋に視線を注いだら、その友達が…

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昏睡状態の母

2019/06/04

名無し君の母が死ぬ少し前。そのころは母はすでに昏睡状態で、名無し君はずっと病室に泊まりこんでました。ある晩、人の話し声で目が覚めました。みると、自力で起きることもできない母がベッドから起きあがって、壁にむかって話をしていたのです。「XXさん、これはこれは遠いところか…

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寒気

2019/06/03

父親の話。いわゆる不良社員で、朝から会社を休むなんてのが結構ある。でも、しっかり出世してるw本人いわく、仕事を責任持ってやってるからだそうだ…こんな父だが、会社を早退することは滅多にない。風邪こじらせても、定時まではしっかり働いてくる人。んで翌日、翌々日休むのは如何な…

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おばあちゃん子

2019/06/01

高校のとき叔母が亡くなって、その1週間後に、叔母の死のショックで元々心臓が弱かった祖母が亡くなりました。祖母の通夜の日、私はお線香当番を従兄弟の奥さんとしてたのですが、ラップ音はずっとなり続き、棺の側に行くと平衡感覚がなくなるという体験を、従兄弟の奥さんと一晩中して…

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夫の母が急死した

2019/05/29

私の夫の母が数年前に急死した時の話です。誰も思いもかけなかった死だったから、悲しいと言うよりも大慌てだった。夫とその兄も、葬儀の準備、呆然としている父の世話、押し寄せて来る親戚の相手と、悲しんでいるヒマもないほど慌ただしかった。葬儀もなんとか無事済ませ、夫と私は家…

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犬鳴き岩

2019/05/23

小学校に入ったばかりの頃、同じクラスにいじめられっ子がいた。貧しい家の子で、いつも悪臭を漂わせ、性格も暗くおよそ子供らしくない男の子だった。ある日、公民館の庭で藁の束で遊んでいたときにふと思い立ち、藁人形を作ってみた。オカルト好きな少年だった僕は、予想外の出来映えに作るだけ…

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帰る

2019/05/23

俺のじいちゃんは漁師だった。10歳の時から船に乗り、家族の反対を押し切って80歳まで現役を続けた生粋の海の男だ。これはそんなじいちゃんから聞いた話だ。夜に沖へ船を出していると、奇妙な事象に出くわすのはそう珍しくもない事なのだそうだ。霊と思しきものや人魂のようなもの…

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葬儀屋さん

2019/05/19

誰にも話せなかった、少しだけ悲しい話。今年のお正月、大雪で実家へ帰れなかったので、少し日を開けて帰ったの。いつもは私鉄で帰るんだけど、その日はなぜかJRで帰ろうと思ったのね。で、JRで実家のある街へ帰りました。改札を出るか出ないかのところで、うしろから「すみません、すみ…

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家族写真

2019/05/16

私の前の上司(課長)は無口、無表情。雑談には加わらず、お酒も飲まず、人付き合いをしない堅物でした。誠実公平、どんな時でも冷静なので頼もしい上司なのですが、堅過ぎて近寄りにくい雰囲気がありました。そんな課長の机の上には奥さん、子供四人と写った写真が飾られてて、「あの…

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因縁のある山

2019/05/15

母は、と言うか母の家系は、某山とよからぬ因縁があるらしく、祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。「あの山に行ってはいかん。絶対にいかんよ。行ったら帰ってこれんようになるよ」と。ある冬の日、俺が小学校に入って間もないころ、親戚に不幸があり父と母と俺の3人で葬儀…

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祖父

2019/05/14

長いけど祖父の事書きます。私は昔から祖父が大好きだった。恰幅が良く無口な人だか、情に厚く優しい人だった。その祖父が、脳梗塞で倒れ、3年間の闘病の末亡くなった。亡くなる間際の祖父は痩せこけていて、言葉も話せない状態だった。ただ…お見舞いに来た私を見ては嬉し涙を流し、帰る…

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亡くなった父

2019/05/08

去年の夏に私の知人のTさんが体験した話。Tさんは、田舎の父が亡くなったと半ば半狂乱の母から連絡があったので、葬式関係の話をするため田舎に向かっていた。Tさんの父は母と二人暮しで、農業を営むレトロな専業農家で、母と凄く仲が良かったらしい。仲の良い父さんと母さんの事だ、…

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夏の暑い昼下がり

2019/05/06

私の父がまだ子供だった時分の話ですので、今から60年以上昔のことになります。当時、長崎県S市に住んでいた父は、家族に頼まれて回覧板をお隣に出しに行きました。季節は夏、暑い昼下がりで、家の中から外に出るとぼうっと頭がかすんだほどだったそうです。通りに出ると、ふいに背後から声を…

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