「井戸」一覧 (102件)|2ページ

水面に浮かぶ顔

2021/05/21

ある町の学校に通うA君のクラスである怪談が流行り始めた。どうやら、広めているのはB君らしい。B君の話によると、学校の裏にある山には古井戸があり、その井戸を真夜中に覗いて水面に自分の顔が映らなかった人は1週間以内に死んでしまうというものであった。その噂を確かめようとして…

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私の名前

2021/04/23

去年の夏に約十年ぶりに実家へ帰省したときのことを書きます。長くなると思いますので、少し読んでみて興味のわかない方は、どうぞ飛ばしてください。私は現在二十八歳で、二十歳までに霊体験をしなければ、その先そういったことを経験することはないなんて言われていますが、今まで霊を見たりな…

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一人、消える

2021/03/29

夏休みに小学生5人で近所の廃屋に探検に出かけた。2階建てのモルタル瓦屋根の物件は何年も空き家で、今みたいに立ち入り禁止の鉄柵もなかった。子供たちは一通り探索を終えると、夕方には家の外に集まった。・・・4人しかいない。子供たちは怖くなり、近所の大人に助けを求めた。…

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廃旅館を見つけて

2021/03/28

建物が老朽化で完全に倒壊したため、20年前の話を投下。その温泉旅館は人の往来が少ない県道から更に入った所に1件だけあり、車で30分もかからない場所に栄えた温泉街がある。何でこんな所に?と言いたくなるような立地。古い新聞によると、経営難から老夫婦が駐車場で焼身自殺をしている…

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長い女

2021/03/14

十数年前の話。当時、大学生3年だった俺、キヨシ、後輩ヨシオは相変わらず下らない話で盛り上がってた。キヨシは最近、自称霊感が強いという彼女ができたらしい。奴はクールで強引でモテた。頻繁に彼女は変わっていたが。兎に角、その彼女曰く、国道沿いにちょこんとある山の中腹には、『パン…

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巣くうモノ

2021/02/09

何年か前にあった怖い話を投下する。その時は俺は地方大学の学生で、同じ科の連中とグループでよく遊んでた。一人暮らしの奴の部屋で集まって飲んでると、よく怪談をしたがる女の子がいた。決まって嫌な顔する子も居てAとする。こっちのAが俺とかなり仲良かった。怪談好きな方をBと…

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昔田舎で起こった災い

2020/10/08

これを誰かに話すのははじめてなんだが、暇な奴は聞いてくれ。俺が小学5年の頃の話だ。東京で生まれ育った一人っ子の俺は、ほぼ毎年夏休みを利用して1ヶ月程母方の祖父母家へ行っていた。両親共働きの鍵っ子だったので、祖父母家に行くのはたいてい俺一人だったが、初孫だった俺を祖父母はいつ…

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夜叉苦

2020/07/23

今年、自分の地元では過去に前例の無い大雪が降って建物とか畑のハウスが幾つも倒壊した。その中で共選所も倒壊したのだが、そこには御宮というか神様を祭っている建物と、災害時の集合等にも使う広場がある。今回の大雪はあまりにも積雪量が多く、とても個人では除雪できるレベルではなかった…

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私の田舎では固芥(コッケ)さんと言います

2020/07/02

コケシの話が怖いみたいですね。あんまり自分の出た地域のことは言いたくないんですけど…私の田舎ではコッケさんといって、コケシのような呼び方をすると大人にそうとうおこられました。中学生に上がりたての頃、半端なエロ本知識で「電動こけし」という単語を知ったクラスの友達がコケシ…

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教祖様

2019/10/31

地元の後輩の話。この間、数年ぶりに地元に帰った。俺の地元は洒落にならんくらい糞田舎。ちっさい地域を未だに○班で区切ってて、年寄はそれを部落って呼んでる。部落という言葉に悪意とかはなく、昔から使っててそれを今も使ってる感じ。んで、帰っても暇だったからじじばばに交…

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おじゃま道草

2019/10/19

7年前の6月、夜10時ごろ、自宅の電話がなりました。いつになく、どきっとする音だったのを覚えています。ミュージシャンの馬場君からでした。「どうもオカシイ、口では説明できない。夜分申し訳ないが、来てみてほしい」とのこと。馬場君はバンドの合宿所として、川越に近い、ある一軒家に…

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地下の井戸

2019/10/17

これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと思う。文章作るの下手だし、かなり長くなった。しかも怪談じゃないから、興味の…

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