祖母の怖い話
2019/07/12
数年前に亡くなった私の祖母は孫の私からみても「怖い」人でした。
私が小学生の時に祖母が自分の姉について語ったことは、子供心にも
とても嫌な記憶として残っています。
祖母の姉は15~16歳の時に、自ら井戸に身を投げて死んでしまったそうです。
私は「なんで?」と祖母に聞きました。
すると祖母は、
「あいつは馬鹿で、ちょっといじめたら井戸に飛び込んで死んでしまった」
と、こともなげに言い放ったのです。
悲しんでる様子もなければ、悔やんでる様子もありませんでした。
私は何だか怖くなり、その日から祖母とほとんど話さなくなりました。
そして数年前に祖母が亡くなったとき、私の姉から聞いた話は・・
「ひいおじいちゃん(祖父の父。祖母にとっては舅)って、海で
入水自殺したらしいよ。おばあちゃんにひどくいびられてたんだって」
私はゾっとしました。祖母は生前、いったい何人の人間を追い込んで
いったのだろうと思うと本当にゾっとしました。
この世に呪いや祟りというものが実際にあるのかどうかはわかりませんが、
祖母が生んだ5人の子供(全員男)のうち、末っ子だった私の父以外の
4人は10歳になるかならないかでみんな死んでしまったそうです。
たった一人生き残った父は、人並みに結婚もして5人の子供もできました。
でも、5人とも全員女でした。
それぞれ嫁に行ったので、跡を継ぐものはいません。
こういうのって、因果応報っていうんでしょうかね。
何だかとりとめのない話ですみませんでした。