ボタンを押す手
2019/06/22
先日仕事帰り、終バスに久しぶりに乗りました。
田舎なもので、終バスに乗る乗客は多くて三人程度。
その日の乗客は私を含めて二人だけ。
一人の乗客は後ろの席へ座り、
私は一番前から二番目の席に座りました。
私の前の席はもちろん空席です。
降りるバス停のアナウンスが流れたので、
降車ボタンを押そうとした時、
意味不明な光景を見てしまいました。
それは誰もいないはずの前の席から、
ひじから上のみの手がボタンを押している姿。
ひじから下は、背もたれに隠れて見えませんでした。
あれれ?と混乱していると、
運転手さんの『次止まります』というアナウンスが。
念の為降車の際前の席を見ると、やっぱり誰もいない。
怖くはないけど不思議な体験でした。
ちなみに、雪がちらつく中、
腕は服など着ていなかったのが印象的でした。