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海へといざなうもの

2018/12/07

ついこの前友達の別荘に
友達四人で行ったときの話。
あれは深夜1時を過ぎた辺りだろうか。
海の見えるコテージでみんなでくつろいでいたら、
俺は海から
「ゥォオオン・・・」
という女の人の声が聞こえた。
何か喋っていた様にも聞こえた。
しかし、みんなは聞こえなかったという。
何だ、気のせいか・・・と考えていた矢先、
自分の吸っていたタバコの火がいきなり消え
生暖かい風が吹くと、
今度はかなりはっきりとした大きい声で聞こえました。
「ウォオォン・・・お前らもこっちへ来い・・・」
この声はみんな聞こえたらしく、
パニックになりながら部屋に戻っていった。
そこでまた先程の声について話し始めた。
なぜコテージの先は崖なのに声が聞こえたのか、
なぜタバコの火が消えたのか?
そうこうしているうちに朝になり、
コテージで朝食を取っていた。
俺はふと気になり、
海に一番近いコテージの辺を見ていた。
すると、なぜか柵の根本が濡れていて、
柵の一本一本に手形がついていました。
後日、その海で俺たちが泊まっていた時に
水難事故があったらしい。
後々考えると、あのときに連れて逝かれなくてよかったなと思った

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