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波長が合う

2018/10/29

俺は鉄道自殺をした
見ず知らずの女に憑かれたことがある。
その時は霊能力者に祓ってもらったのだが・・・
8月に入ってすぐに休みが取れたので
実家に帰ることにした。
4~5日間の帰郷だが
高校の時の友人と遊ぶ約束もあり
面倒ながらも帰郷した。
実家に帰って1日目は
長旅の疲れもあってすぐに休んでしまった。
2日目の夜に友人3人と
約束どおり飲み会をすることになった。
飲み会終了後テンションがあがり
この時期にはぴったりな肝試しに行くことになった。
この近辺では有名な自殺の名所や
出るとうわさの某施設などに行ったが何事もなく・・・
最後に俺が憑かれたあの踏切へ行ってみた。
その踏み切りは昔とあまり変わらなく
線路近くの街灯だけがぼんやりと浮き上がっていた。
そこでも何事もなくテンションは下がり
解散という流れになった。
霊などに鈍感な俺は何事もなく
3日目・4日目を過ごした。
帰郷最後の日に
先日亡くなってしまった友人のお父さんに
お線香をあげるために友人宅に向かった。
(その友人は心霊スポットに一緒にいった3人の友人とは別の友人)
幼少のころから大変お世話になっていたので
寄らないわけにはいかなかった。
お線香をあげ終わり
友人と話していると
友人の会社の部下が奥さん同伴で現れた。
その部下と部下の奥さんも話しに加わり
雑談していると
唐突に部下の奥さんが俺に向かって言った。
「あなた最近心霊スポットの類に行かなかった?」
なんでわかるんだろう?
と疑問に思いながらも行ったことを告げると
「自殺した女の人憑いてるよ」
と言われてしまった。
なんでも彼女は幽霊などが見える体質だとか。
詳しく聞くと電車で自殺した女性で
俺には全く関係ないが波長が合うとかで
俺に憑いているらしい。
一通り話しを聞き終わったあと
過去(1番はじめに憑かれた時の話)にあったことを話す。
そうすると彼女はため息をついて話始めた。
以下話の内容。
細かいことは多少忘れたので大まかに・・・
1、最初に憑かれて祓った時は多分、
俺の身体から霊を離しただけで成仏などをさせずに祓った。
2、居所をなくした霊は自分の死んだ場所に戻った。
3、再びその場所に俺登場。
4、霊はまた波長の合う俺に憑く。
といった流れで
また俺は見ず知らずの女性の霊を背負い込むことに。
仕方ないので
彼女に知り合いのお寺を紹介されその足でお寺へ。
1時間弱お経を和尚様と一緒に読み、
そのあと軽く説教。
これで完璧に祓えたらしい。
(前回の例もあるので不安だが・・・)
心霊スポットやあの踏切には
不用意に近づかないように
心に決めたのは言うまでもない。
以上俺の恐怖体験でした。
と言いたいところだが実はその後まだ恐ろしいことが・・・
実家から帰ってから
一緒に心霊スポットにいった友人からメールきた。
実は心霊スポットに行く先々で
友人が携帯のカメラで写真を撮っていた。
心霊スポットで撮った写真には何も写ってなかったけど
お前が憑かれた場所で
お前を撮った写真に変な物が写っていたとのこと。
メールで送ってもらった画像をよく見てみると
顔らしき物が写っている気はする。
踏み切りは畑の中を走っているため
確かに光源は街灯だけのはずだったのに
街灯以外に光る物体の上に顔らしき物があった。
やっぱり俺本当に憑かれてたのかな・・・

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