かなめさま
2019/01/05
パニック怨念奇妙恐怖山道足音田舎白い服病気予感湿気人影暗闇疫病
長くなるがどうか聞いて欲しい。俺がむかし住んでいた場所はド田舎で、町という名前は付いていたが山間の村落みたいなところだった。家の裏手の方に山道があり、そこに「かなめさま」のお堂があった。もともとは道祖神だったらしいが、隣町への道路が整備されてからその山道自体が使われなく…
2019/01/05
パニック怨念奇妙恐怖山道足音田舎白い服病気予感湿気人影暗闇疫病
長くなるがどうか聞いて欲しい。俺がむかし住んでいた場所はド田舎で、町という名前は付いていたが山間の村落みたいなところだった。家の裏手の方に山道があり、そこに「かなめさま」のお堂があった。もともとは道祖神だったらしいが、隣町への道路が整備されてからその山道自体が使われなく…
2019/01/04
いや~な訪問者の話をひとつ。以前私の住んでいたアパートにはインターホンが付いているんですけど故障していまして、管理会社に申し出てても中々直しに来てくれなかった頃の事です。1人暮らしなので実家からの荷物とか通販で購入した商品とかが宅急便で届いた時には自分で受けとらなければならな…
2019/01/04
中学生の時のこと。新しく建てられた体育館の竣工式のために、私は全校生徒の前でピアノを弾くことになった。竣工式が行われるまでは使ってはいけない規則になっている体育館。ただ、私だけがピアノの練習のために使うことを許可されていた。ピアノの練習は、当時所属していたテニス部…
2019/01/03
毎年家族で旅行をしていたのですが、去年は大学受験を控えていたので、一人家に残りました。家族が帰ってくる前日、黙々と勉強をこなす私。部屋はデッキから流れる音楽で満ちていました。喉が渇いたし、休憩もしたいと思い、キリが良い所で終えました。壁のアナログ時計を見ると午前2時1…
2019/01/03
俺が高校の時の話。修学旅行の行き先がオーストラリアだった。それで2日目の夜、ホテルでトイレに行こうとすると、鍵がかかって入れなくなってたんだ。外国のホテルだからフロントに何とかしてくれって頼もうにも、そんな語学力は俺も同室の奴も持っていなかった。そこで、担任が英語…
2019/01/03
コンビニ火事恐怖神社足音田舎都会布団幽霊妖怪話し声井戸鏡ゼミ
うちの父方の実家は田舎の旧家なんだけども、特に怪しいものはなかったわけ。いや、都会には無いような神棚とかはあるけど、別に珍しくもなんとも無い物だしね。俺も幼少の頃からよく行っていて、普段は触れられない自然に大はしゃぎしてた。都会にはクマゼミ?が多いんだけど(ていうか…
2019/01/02
先日、とあるこじんまりとした旅館に泊まった。少し不便なところにあるので訪れる人も少なく、静かなのが気に入った。スタッフは気が利くし、庭も綺麗、部屋も清潔。文句なしの優良旅館だ。山の中にあるため夜遊びする場所もなく、日付が変わるころには旅館の中は静まり返っていた。早めに…
2019/01/02
ある日のこと、寝てたら下の階で家族が楽しそうに話をしているんだよ。その声で目が覚めたので俺も下に降りようと思ったんだ。何か妙に喉も渇いてたしな。でも起き上がろうとしても体が動かない。「お!金縛りか!」とか思って、金縛りを解いた。解き方は簡単なんだよ。腹の「丹田」っ…
2019/01/01
本当に怖がりの人は読むのやめてね。私の彼氏が体験した話。なんかテレビで金縛りになる方法みたいなのをやってたらしいのね。その方法って言うのが、真四角の部屋の真ん中に、布団を敷いて北枕にして寝るんだって。そんで布団に入ったまま、まず部屋の左下隅を見て次に右下隅、左上隅、右…
2019/01/01
幽霊を一度でも見てしまったら、生きていられない。そんなものがほんとうにいると分かってしまったら、もうトイレの扉は開けられないし、風呂場で頭を洗うのもできないだろう。普通に生活なんかできない。確実に発狂する。そう思っていた。アパートの退去期限が迫っていたので、俺は…
2018/12/31
トイレマンション会社深夜足音体験不思議幽霊霊感話し声アパート
三年前のちょうど今頃の話。俺は安くて狭いワンルームマンションで暮らしていた。隣は国籍不明の外国人。会社の寮代わりに使われているようで、住人は時々変わっていたので良く知らない奴だった。反対側は俺より少し若いくらいの若者が引っ越してきたばかりだった。ある休みの日に出かけよ…
2018/12/31
年長さんくらいの頃、婆ちゃん家に泊まった時に、怖い夢を見て夜中に起きた。暗い客間に一人なのが怖くて、婆ちゃんのとこに行こうとしたけど、真っ暗の廊下も怖くてわざとバッタバタ足音たてながら廊下を走り出したら、居間が明るかった。襖を開けて走り込んだら、婆ちゃんがヤカンと…
2018/12/30
父に聞いた話です。若い頃、父はよく山に登っていたらしい。で、ある山を登った時に体験した不思議な出来事を話してくれました。父は近場の山に一人で登山をおこなったのですが、途中で道に迷ってしまった。緩やかな傾斜の森の中、真っ白な霧に囲まれながら父は頂上目指して黙々と歩い…