霊能者
2019/07/14
私が父から聞いた話。父が中学生の頃、近所に霊能者というのか、そういう存在の人がいたんだって。遠くから見てもらう人も来ていたりして、評判だったらしい。近所の人はその人の事を信じる人もいたし、胡散臭い人と言って信じない人もいた。ある日、父の家に近所の奥さんが泣きながら「…
2019/07/14
私が父から聞いた話。父が中学生の頃、近所に霊能者というのか、そういう存在の人がいたんだって。遠くから見てもらう人も来ていたりして、評判だったらしい。近所の人はその人の事を信じる人もいたし、胡散臭い人と言って信じない人もいた。ある日、父の家に近所の奥さんが泣きながら「…
2019/07/13
現役の救急隊員です。以前本当にあった話です。某所にて交通事故との119番通報。俺と隊長と機関員(運転手)とで現場に出場しました。到着してみると、当事者と思われる車と運転手。それに路上にははねられたであろう女性が横たわっていました。スピードはそんなに出ていなかったとの事…
2019/07/12
この春に某病院からうちの会社へ転職してきたA君(医者や看護師ではなく事務)。前職よりも条件の悪いうちへどうして?とたずねたら、「僕、病院はどうしてもダメで」とのこと。以下はA君の話。その日、A君は夜勤だった。救急車で交通事故の重傷患者が運ばれてきた。身元の確認よりも手当が…
2019/07/12
亡き母は勘がいい人だったたけに、色々と不思議で恐い話があります。母の母(祖母)が大事にしていた桂の大木が庭にあったのですが、増築する為にその木を切る事になってしまいました。最後まで祖母は桂の木を切る事に反対していました。あの木は家の守り神だから切ってはいけないと。し…
2019/07/12
ばーちゃんが病院で死んで、一人暮らしだったアパートに搬送されてくるというので、近所に住んでた俺が待っていた。俺は孫ね。すると、叔父叔母が次々とやってきて、互いに口もきかずにタンスやら押入れを物色している。ばーちゃんを迎える準備してるのかなと思いながら、無慈悲な俺はボ…
2019/07/12
なんか自分がおかしいだけなのかもしれないけど…小五の時、同じクラスのA子にいじめられてた。A子の口癖が、「おまえなんか姐さんにボコボコにされろ」だった。姐さんが誰の事かわからなかったし、イントネーションがちょっと変だったんで、印象に残ってる。小六になった時、A子から…
2019/07/11
小学生の頃の話だが、夜、先に2階で寝ていた母親が真っ青な顔をして降りてきて、「目を開けたら、目の前に苦しんだ人の顔が見えた」と一言。これまでそんな事言ったことがなかっただけに??と思いつつも、余りに真剣な顔つきの為、酔狂で言っている訳でもなさそうだった。自分の父親…
2019/07/11
自分が小学生の頃、近所でわりと有名なおっさんがいた。ぶつぶついつも呟いて、町を徘徊していた人だった。両親も含めて、奇妙な人だから近寄らない方がいいと皆言っていたので、話し掛けたことはなかった。当時、サッカークラブに通っていたのだが、ある日、俺は思いっきり接触してしまい、…
2019/07/10
怖いと言うか、不思議なダンナの話。ある時、朝から足がだんだん腫れてきた。病院に行くほどでもないか、とシップを貼ってそのままにしていたら、ダンナが帰って来る頃には歩けないほどになってしまった。夜遅いけど痛くて歩けないので、病院に連れて行ってもらおうと思っていたら、ダンナは…
2019/07/09
高校生の頃、いつも喧嘩してた妹がいた。喧嘩といって他愛もない口げんかで、ある程度言い合ったらどちらかが自然と引く。ニュースであるような殺傷事件には到底至らないような、軽い喧嘩だった。高校三年の春だった。成績が凄く落ちてて、志望校に合格するのが危うかった。そのせいで親の…
2019/07/09
まだ私が高校生くらいの頃、実家の居間の収納部分(和室の天袋)の戸が毎日夜8時くらいになると、収納の中から叩くような感じでガタガタガタ!ガタガタガタガタ!と毎日のように揺れてた。最初は屋根裏か天袋の中ににネズミがいるのかなとしか思ってなくて、さほど気にしなかったけど、父親が調…
2019/07/09
友達から聞いた話です。彼女が西荻窪に引っ越した時、近くのリサイクルショップで手鏡を買ったんです。柄に飾りのあるアンティークぽいもので、あまり中古品が好きでない彼女も一目で気に入ったそうです。ある夜、風呂上りにお肌のチェックをしていた時のこと、なぜか鏡に映った自分の顔に影が…
2019/07/06
最初に気が付いたのは、私小4で弟小2の時。一緒にガンダムを見ていたら、普段めったに口を開かない大人しい弟が、ふいに後ろを振り返って「聞こえない」と言った。私と母は目を丸くして、どうしたのかと母が尋ねたが、「なんでもない」と、弟には珍しく慌てた様子だったのが余…