トンチンカンな先生
2019/05/27
高校の時の化学の先生はトンチンカンな人だった。そんな彼の引っ越し先に奇妙なことがよく起きる。誰もいない部屋にゼーハーという苦しげな呼吸音がしたり、床下から突き上げるようにドスドスという音がしたり、ある日は家中の鏡という鏡にヒビが入ったり。彼は「家鳴りがひどい。欠陥住宅…
2019/05/27
高校の時の化学の先生はトンチンカンな人だった。そんな彼の引っ越し先に奇妙なことがよく起きる。誰もいない部屋にゼーハーという苦しげな呼吸音がしたり、床下から突き上げるようにドスドスという音がしたり、ある日は家中の鏡という鏡にヒビが入ったり。彼は「家鳴りがひどい。欠陥住宅…
2019/05/27
私の福井にある実家の村の話です。村ではその昔、『薪拾い』という奇妙な行動が夜な夜な起こっていた、という話を祖父から聞かされました。私の村では「火の用心、マッチ一本火事のもと」と、交代当番でカチカチとバチを叩きながら村をゆっくり回ります。村人はその音が聞こえると、…
2019/05/27
知り合いの話。彼女は一人暮らしをしているのだが、ある時酷く体調を崩してしまった。それまで病気らしい病気などしたこともない超健康体だっただけに、皆が驚いた。久方振りに病院へ行ってみたが、どうにも原因が特定出来ない。その内に出歩くことさえ億劫になり、今でいう引き籠もり…
2019/05/26
お墓お寺遺体学校奇妙警察行方不明事故電話不思議布団幽霊霊能者葬式線香祖母海
13年ほど前に兄が不慮の事故で死にました。その時に私や親戚の身の回りで起こった不思議なできごとです。一つ一つは小さなできごとなのですが、それまで幽霊も霊魂も信じなかった私が「そういうのもあるんだろうな」と思うようになったきっかけでもあります。時系列順に。1.【前日…
2019/05/24
大学時代の同期にAという男がいます。在学中は一緒に馬鹿をやった中ですが、今は専門を違えており、なかなか会う機会もありません。そんな彼に久々に会ったときの事。お互いに昼飯に行くところだったので、連れ立って昼を食べていると、Aが奇妙なことを言いだました。「俺さ、全く怖…
2019/05/23
朝5時くらいに、夜遊び好きの父からの電話で目を覚ました。父に何かあったのかと慌てて出たけど、ポケットの中でボタンを押したパターンみたい。面白いのでそのまま聞いてみることにしたんだけど、どうも電話の向こうに父はおらず、性別不明の二人の話声がする。声は少し反響していて、…
2019/05/23
奇妙事故葬儀病院聞いた話妙な事幽霊妖怪霊感釣りタクシー埋葬海
俺のじいちゃんは漁師だった。10歳の時から船に乗り、家族の反対を押し切って80歳まで現役を続けた生粋の海の男だ。これはそんなじいちゃんから聞いた話だ。夜に沖へ船を出していると、奇妙な事象に出くわすのはそう珍しくもない事なのだそうだ。霊と思しきものや人魂のようなもの…
2019/05/21
俺が中学までいた田舎には、漫画の中でしか出てこないような不良が未だに生息しててね。ボンタン、短ラン、エナメルベルト、ツッパリ上等リーゼント、超薄い学生カバンと、身を固めるアイテムも1世代前。しかしなんというか、どこか憎めない連中だったんだ。地域密着型というか、地元の人も…
2019/05/18
トイレドライブ奇妙公園神隠し神社体験着信駐車場お札お盆ライブメール人影ゲーム
数年前のお盆にオタク仲間の友人たち(全員三十以上の独男)が体験したことを投下してみる。とある地方の某観光都市でお盆に行われていた夏祭りでの、黄昏時の奇妙な体験…(夏祭りそのものは純然たる観光客向けイベントで、最近増えてきたよくあるタイプ)以下は、友人ABCDの証言を聞…
2019/05/15
以前住んでいたアパートで、土曜日の夕暮れ時に居間でまったりしていると、不意にインターフォンのチャイムがなったので受話器を取る。俺「はい」訪問者『山口さんのお宅ですか?』俺「いえ、違います」その後、詫びの言葉もなくそのまま切れたので、何だよコイツと思って、居間へ戻ろう…
2019/05/15
私は雑誌関係のライターをやっているものです。なんとか食えてるという程度で、売れっ子というわけでもありません。オカルト関係の仕事をやっていると、自分自身が奇妙な体験をすることもあります。東京のある大学病院に取材へ行った時のことです。この仕事自体はオカルトとは関係なく、健康雑…
2019/05/14
部活の合宿で、他の学校の奴も相部屋で寝てたときの事。ある奴が急にうなされ始め、布団の上でのた打ち回り始めた。で、起こそうと思っても全然起きない。でもうなされ続ける。その時起きてる奴等でどうするかと話し合ってると、今まで寝てた変な奴が起きた。そいつが布団の上をモソモソと…
2019/05/08
大学の先輩と行ったドライブ旅行の帰り道。途中、地図を読み間違えたのか、近道しようとした俺たちの車はどこかの山道に迷い込んじゃった。時間は夜の8時くらいだったけど、山中なので行けども行けども暗い道が続き、運転してた先輩もナビしてた俺も(つまり一番の責任は俺のせいってことだが…