「人影」一覧 (318件)|15ページ

閉店作業

2019/03/04

あの出来事は今でもハッキリと記憶に残っている。大学に合格し遊ぶ金が欲しいと、その俺は郊外のビデオショップで働き始めた。学校帰りに店に入り、仕事が終わるのは12時もまわった深夜。誰一人残っていない店を清掃し、レジを閉め、最後に電気を消し、シャッターを閉じる。いつもの動…

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お盆の流し舟

2019/03/04

昔の話なんだけど、夢に出てきて思い出してしまったので投下。故郷では初盆に舟を海に流す風習がある。精霊流しと似てるけど別の行事。幼児なら寝そべることができそうな大きさの木製舟で、新しい白装束とわらじ、盆菓子や果物などを入れて、舟の周囲に枠を組んで、多数の小提灯で飾り立てる…

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バイク事故

2019/02/28

私はすごい貧乏学生で、4畳半で家賃1万3千円、トイレ風呂共同のアパートの一階に住んでいました。そのアパートってのが、家賃が破格なせいか、いろんな人が住んでました。何かから逃げてきた人や、外国から来た人もいました。そのアパートで起こった事件なんですが・・・アパートの住…

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迫り来る声

2019/02/27

高校1年の夏。深夜。友達合わせて5人で、山の奥にあるダムに行った。足は原付きが3台。俺はカブに乗っていたので、ケツには誰も乗っていなくて、他の4人の友達はそれぞれスクーター2台に2ケツしていた。そのダムは普通に散策したので、さらに原付きに乗って山道を抜けたところに…

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青白い人影

2019/02/27

もう十年以上前の話です。当時小学生だった私は鹿児島の山奥に住んでいました。該当も一切無く畑と林しか無いような場所で、夜はほんとに真っ暗でした。田舎ではよく見られる構造だと思うんですが、うちは庭にトイレがありました。しかも、いわゆるぼっとん便所というやつです。小さい…

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エレベーターの女

2019/02/25

酒を飲んで、深夜に帰宅した。道が混んでいなければ、最寄りの駅から車で10分くらいの場所にあるマンションに私は住んでいる。普段は駅までの道は行きも帰りもバスを利用しているのだが、その時は午前1時を回って2時近く、深夜バスもない時間帯だった。従ってタクシーで、その日は帰宅した。…

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赤いサイフ

2019/02/25

これは7年ぐらい前の話です。高校卒業後、就職して初めての一人暮らし。実家から徒歩30分程度の所で、まったく土地勘がない場所じゃなかった。一人暮らしを始めて三ヶ月ぐらいした時、会社から家への帰り道、毎日夕方6時頃いつも通る公園の横を歩いてると、なにげにフッっと公園と道…

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海からやってくるモノ

2019/02/24

普段付き合いのいい同僚が、何故か海へ行くのだけは頑として断る。訳を聞いたのだが余り話したくない様子なので、飲ませて無理やり聞き出した。ここからは彼の語り。ただし、酔って取り留めのない話だったので、俺が整理してる。まだ学生だった頃、友人と旅に出た。たしか後期試験の…

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モルモット

2019/02/18

ある病院に、Aという医者がいました。その男は、研究の為と称し、毎日のようにモルモットを殺していました。ときには、生きたまま身体を切断したりとかなりむごい殺し方もしていました。ある日、看護婦がAに言いました。「先生、いくらなんでもモルモットが可哀想ではないですか?」…

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手招きをする少年

2019/02/17

かつての彼氏(Y)から聞いた話。大阪市内で幽霊がでることで有名な廃病院があった。ある夏の晩、Yは仲間数人とそこへ肝試しに行くことに。病院は車の通りの少ない道に面していてフェンスで囲まれた5階建てくらいの建物で、実際現場に行くと入り口も分からないくらい暗くて汚れた廃屋だっ…

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階段を登って来る音

2019/02/14

全然怖くないが俺が小さい頃の不思議な話。小さい頃俺は実家の二階の部屋に母親と一緒に寝ていた。何時頃だったか定かではないが部屋のドアの向こうからぎしっ ぎしっ ぎしっ ぎしっ ぎしっ ぎしっ ぎしっ……と誰かが階段を登って来る音が聞こえてきて、俺は目を覚ました。俺の…

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夜道

2019/02/13

俺の祖父さんが話してくれた話。なんとなく思い出したから書いておく。名前が清治ってとこから、清じい、清じい、と呼んでいた俺に、清じいは一度だけ奇妙な話をしてくれた。数年前に亡くなるまで、こんな話をしてくれたのは後にも先にも一度だけだった。清じいには、小さい頃(確か7~…

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黒い人影

2019/02/13

この話は俺が中学の頃聞いた明治か大正時代の話。ある大きなお店に丁稚として働いていた延松という人がいた。延松は真面目に働いておかみさんや主人から可愛がられていた。ある日、盆も近いということで延松に休暇をやり帰省させることにした。延松も喜んでおかみさんや主人に礼を言い…

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