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よく見えるお婆さん

2019/07/15

うちの地域は浄土真宗多いせいか清め塩はない、でも近所では塩は必ず使うよ。
近所によく見える?お婆さんがいて、
子供がいなくなったとか、お婆さんに聞くと、
「今〇〇に、田代(仮)の孫といる。〇日、朝帰ってくる」
〇〇は都会で、こちらから出てるバスや電車は乗り継がないと行けないところ。
電車やバスに仮に乗るところを見たとしても、どこに行くか分からない。
お婆さんが言った朝に、〇〇の孫と帰ってきた。
他には、
「△△の嫁は病院連れていけ。腹に病気がある」
これはw△△家の奥さんが元気すぎるくらいで怒ったけど
一応病気に行ったら悪性腫瘍見つかったり、
「〇〇の家は、この盆は川に行け山はやめろ」
普通逆でしょ?
だから〇〇さんは聞かなかったけど、
キャンプ張りに遊びに行った先でお子さん一人亡くした。
外したことなかった人。
普段は農作業してる婆で、お金は取らない人。
この婆ちゃんが、
「葬式に引かれて余計なモノが来る。だから家に入る前に、必ず塩まいて塩引いてから入れ。
(亡くなった)家族は心配せんでも帰ってくる」
と言ってたらしいので、やってるよ。
新規で引っ越して来た人で、近場からだと清め塩を使わない人もいるんだけど、
他の家の厄をもらってるような感じで、こちらは安泰だけど悪いねって思う時もある。
新規の家の不幸を見て、年寄りは葬式でなくとも塩を引くようになったよ。
このお婆さんには、私も世話になったことがあった。
独身の時に、都会()のほうで就職していて、凄く好きな人がいて、
休みに帰省した時お婆さんに話した。
お婆さんは、
「その男は△△の次男」
当たってる。
家族や友達にも話してない事。
「この男は無理だ。おまえには無理。好きな女がいる、一途な男」
これも正解。
同じ職場のフロア違いに、彼が大学時代からずっと片思いしてる先輩がいた。
先輩は可愛らしくて、私じゃ無理そうだったけど、
彼が好きであきらめられないって泣いた。
そしたら婆ちゃんが、
「しかたないな。おまえは強情だから何とかしてやる。一度だけだ。〇日の夜△△に行け」
これでうまくいって、今は旦那w
絶対無理だ、でも・・・と思ってたから、婆ちゃんには感謝してるよ。

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