行かなきゃ!
2019/03/12
怖くはないが死にそううになった話。
俺が小学校低学年のとき。
その日もいつものように友達と下校中、
信号にひっかかった。
その道路は結構大きい道路で、交通量も多い。
通いなれた道だし、
友達とのおしゃべりに夢中だった俺は何も気にせず
信号が変わるのを待っていた。
しばらくして急に意識が遠ざかっていった。
ただ
「行かなきゃ!」
っていう義務感だけがある。
そして友達にランドセルを引っ張られて意識が戻った。
と、次の瞬間、
すぐ目の前をトラックが猛スピードで通りすぎた。
俺は車道に立っていた。
どうやら意識がない間歩いていたようだ。
友達の話だと俺は信号はまだ赤なのに
急に道路を渡ろうとしていたらしい。
俺はどこへ行くつもりだったんだろうか…