黒いのが乗っかってる
2018/10/28
私が初めて心霊体験した時の話。
中学校1年の時、新しい家に引っ越してきました。
引っ越して一週間くらいたった日の夜のことです。
その日は、部活でとても疲れていたのを覚えています。
夜、自分の部屋で寝ていましたが金縛りで目が覚めました。
仰向けの状態から体が動かない・・。
まぶたと、眼球しか動かせない状態です。
お腹になんか黒いのが乗っかってる。
私は怖くなってすぐに目をツブリました。
必死にどこかに行ってくれ、と祈りました。
しかし、ズリ・・ズリ・・と、
それは胸にまで這ってきました。
このままでは、顔まで来てしまう・・。
私は意を決し、目を開けました。
それは、小さな子供でした。
服は着ておらず、体中血だらけで2歳くらいだと思います。
目をみると、両目とも眼球がなく空洞があいてます。
私の襟を掴み、それは「キャーー!!」と
凄まじい大きな声を発しました。
私は、その時あまりの怖さに
自分でもびっくするくらいの力を出すことができた気がします。
自力で金縛りを解き、
起き上がることができました。
その子を掛け布団ごと放り投げ、
急いで両親の部屋に駆け込みます。
両親にその話をして、その日は両親の部屋で寝ました。
次の日、私が学校から帰ると、
父親と母親はもう大丈夫だからね、と言っています。
お祓いしてもらったと言うだけで、
詳しい話は聞くことができませんでした。
まぁ、それ以来、その子がでてくることはありませんでしたが・・。
恥ずかしい話、しばらくは、
自分の部屋で寝る時は母親と一緒に寝てもらっていました。