子供のフローター
2018/08/20
私の友人のマジ話をひとつ。
友人A君はカヌー部だったんですが、川で早朝練習する前に、浮いてるゴミをボランティアで清掃する決まりがあったそうです。
ある日清掃していたら橋の上からおばさんが、向こう岸に大きなゴミが浮いてるとのこと。スイーッとカヌーで近寄ったらなんと子供のフローターでした。結構長い間漂われていたようで、一目ではそれと分からんくらい酷かったとか。
こみ上げたA君は思わず上体を横にずらして川にリバースしたんですが、よほどパニくっていたのかバランスを崩してカヌーが転覆。
自分の吐瀉物と目前にフローターが浮かんでる川の水をたらふく飲み込み、ほんとに死ぬかと思ったそうです。
結局近くにいた他の部員に無事救助されましたが、
「水中で吐いたら自分の下呂でおぼれる事になる。勉強になった。」
それからA君はプチ水恐怖症になり、カヌー部でも記録係になりました。
まあここまではA君のドジ話なんですが、不思議なのはそのとき他の部員だれも
おばさんの存在に気づいてなかったんですよ。部員20人位いたんですが・・・まあ偶然でしょうけどね。