血染めのシーツ
2018/06/19
私は病院が嫌いだ。
幼少の頃、風邪で入院をした。
その頃は体が弱く、よく病院の世話にはなってたが、家族の殆どが風邪などでダウンしたためにわざわざ入院する事になったのだと思う。
その頃の入院生活なんてまったく覚えてないのだが、鮮明に残ってる記憶がある。
血の色のシーツに寝ていたのだ。
目が覚めて泣いてる私の状態に気付いて、周りが慌てていた。
点滴がはずれ、鼻血を出したためになった様だが・・・
今に思えば点滴は普通ので輸血だったわけでもなく、鼻血だとしてもそこまで血に広く染まるとは思えない。
本当に私だけの血だけだったのだろうか・・・
目が覚めてなければどうなっていたのか・・・
今となっては確かめようがないことだ。