石の玉の祈祷
2019/04/27
祖母とその妹の話。祖母は病弱で、親や親戚は嫁に出せないとあきらめてた。そのためいい縁談は祖母の妹に集まり、「姉にもお世話して欲しい」との条件で、大きな家に先に嫁に行った。その後、祖母も望まれて結婚、子どもも4人産んだ。しかし妹は、健康だったが運悪く子どもに恵まれな…
2019/04/27
祖母とその妹の話。祖母は病弱で、親や親戚は嫁に出せないとあきらめてた。そのためいい縁談は祖母の妹に集まり、「姉にもお世話して欲しい」との条件で、大きな家に先に嫁に行った。その後、祖母も望まれて結婚、子どもも4人産んだ。しかし妹は、健康だったが運悪く子どもに恵まれな…
2019/04/24
姉の様子が最近変だ。キッチンのテーブルに腰掛け、口をポカーンと開け、空ろな目つきで視線を泳がせている。以前は風呂場や自分の部屋をうろついていたが、この何日かはキッチンにいつもいる。去年母方の祖母が亡くなったが、あの時のことが本当だったのだろうか。祖母は意識が混濁する前に僕…
2019/04/24
私は多少見たり聞こえたりするけど、祓ったりは出来なくてただgkbrするだけの人。海外在住。去年、妹の初出産に合わせて数週間日本に帰った。出産の前後の手伝いの為で、妹の家の空いた部屋に泊めて貰った。「予定日までは美味しい物食べに行ったり買い物したりしようね」と言ってい…
2019/04/22
小さな頃、家中の壁とタンスの僅かな隙間を、懐中電灯で照して見るのが大好きでした。たまに小人が数人見えてたので。よく小さなおじさんの話を聞きますが、私が見ていたのは老若男女さまざまで、明治頃の服装をしていたと思います。(洋装なのに髷頭の人がいたので)最初は懐中電灯で照…
2019/04/21
お寺パニック違和感事故体験田舎電話病院不思議幽霊祖母守護霊海
母が幼い頃に体験した、ちょっと不思議な話。母(70代)は東北の田舎の集落の出身で、母が幼い頃はまだ各家に電話がなく、母実家はそこそこ裕福だったため、村で唯一の電話がある家だった。だから、誰某さんに電話があると、父親に言われて誰某さんを呼びにいくのが、子供たちの役目だった。…
2019/04/21
友人の話。実家の祖母が急死した。慌てて帰郷し、何とか通夜には間に合った。一息つく間もなく、翌日の葬儀の準備を手伝わされたという。葬儀社との打ち合わせを終え、湯呑みを掻き集めていた母の手伝いに向かう。先に話した折、湯呑みの数が足らないと頭を抱えていたからだ。「お母…
2019/04/20
祖母の話。まだ終戦後のバラック住まいの頃、生活物資を買いに市へ出かけたんだそうな。ところどころにバラック小屋が建っているだけの道を歩いていたとき、急にあたりの様子がおかしくなった。いつのまにか周りは建物がいっぱい建っていて、目の前に巨大な駅があった。そして駅から白くて煙…
2019/04/19
私が小さい頃、親に連れられてデパートに行った時、店に入って親がふと離れた時に、おじさん(おじいさん?)が近づいてきて、いきなり両目を指で押された。もちろん私は目を閉じていたけど、しばらく押されてたと思う。で、おじさんは何事もなかったように離れて行き、私は怖いという…
2019/04/19
祖母から聞いた話。祖母が15,6歳くらいの時、日本刀の展示販売会みたいなのに祖母の父に連れていかれて、特に興味も無くフラフラとしてたら、ある日本刀がふと目についた。全然興味が無いけど、確かに日本刀って美しい。買う人の気持ちが分からなかったけど、確かに美しい。美しい、美し…
2019/04/19
子どものころ祖母から聞いた話。ある日バスに乗っていたら、運転手が「えいやこらさ、えいやこらさ」と、かけ声みたいに歌い出した。小声だったので乗客は誰も気にとめず、祖母も『景気付けに鼻歌でも歌ってるんだな』ぐらいに思ったそう。ところが、運転手の「えいやこらさ」がだんだん大きくな…
2019/04/18
大叔母の話だが、その昔夢遊病だったらしい。もしくは狐憑き?なのかも知れないが、とりあえず夢遊病ということにして進める。目が覚めるとなぜか川原に立っていたり、山の中にいたりということがあり、曽祖父(以下、父)に相談してみた所、とりあえず家族で交代で見張る、ということ…
2019/04/18
俺の母親は真面目で温厚で、父が死んでからも介護の仕事を続けながら4人の子供を育ててくれた。母が怒ったり泣いたりする所も、人の悪口どころか軽い愚痴を漏らした所すらも見たことがない。小2のときの話。深夜兄二人と同室の部屋で寝ていると、母に「火事だ!」とたたき起こされ家…
2019/03/02
寝ていると遠くで救急車のサイレンの音がした。いつもはサイレンの音なんて遠くに消えていくのだが..。その音がだんだんと近づいてくる。頭の中に響くぐらいの音で近づいてきた。ついに家の前でその救急車が止まった。救急隊員の声が聞こえてくる。恐る恐る窓を少し開けると、向かいの…