「祖母」一覧 (432件)|15ページ

赤ん坊の記憶

2019/05/20

祖母は八人姉妹だったので、私の母が生まれた時はたくさんの姉妹達(母にとっては叔母達)がお祝いに来ました。生まれた時と言っても、さすがに生後すぐに親戚にお披露目するわけにはいかないので、2ヶ月ぐらいになるのですが、そのときの話です。母にはすでに二人の兄がいたのですが、祖母…

続きを読む前にランキングをクリック

行ってはならない寺

2019/05/20

叔母が癌で入院した祖父(叔母の父)の介護の為に通院してた頃、昭和の昔の話。祖父の病院は、実家から少し遠い田舎の古い市立病院で、先の短い年寄りが多く入院していた。まるで姥捨て山的な趣きで、毎日間引かれるように年寄りが死に行くようなところだったとか。それでも叔母は家計を支え…

続きを読む前にランキングをクリック

稚児守り様

2019/05/19

日本の『田舎』と呼ばれる場所には、様々な因習やら行事が今も残っていたりします。私の祖母の家もそんな田舎。民家が20件そこらで商店すら無い、山に囲まれた集落にあります。その集落にある公民館の端には、山の神様を祀った御社と、その傍らに小さな祠がひっそりと佇んでいます。…

続きを読む前にランキングをクリック

芸者の幽霊

2019/05/18

幼い頃、まだ暗い明け方ふと目が覚めた。よくみると古くて透き通った芸者さんが、悲しそうな表情でぐっすり眠っている父の枕元に座ってた。幼心にも『えっ、なにこれ?』と思ってじーっとみてたら、芸者さん、つつーっと血の涙を流してすうっと静かに消えていった。目の前で本当に煙のように…

続きを読む前にランキングをクリック

同級生の目撃談

2019/05/18

怖くはないけど、実際に体験した不思議な話。大学二年の夏の日。実家に帰省していた俺は、祖母に頼まれてお盆で使う物を買いに行っていた。隣町のホームセンターに車で向かう途中、信号待ちをしていると、小学校中学校のときの同級生Aくんを見た。横断歩道を渡っているAくんに声をかける…

続きを読む前にランキングをクリック

土蔵の狸

2019/05/18

知り合いの話。彼の実家には古くて立派な蔵があるそうだ。これは、彼がまだ幼い頃のこと。夜中、祖母が蔵の横を通り過ぎると、中から人の気配がした。「誰か中にいる?」と問うたところ、「すいませんっ」と慌てた声が返ってきた。同時にバタバタッと、何か暴れるような大きな音が…

続きを読む前にランキングをクリック

因縁のある山

2019/05/15

母は、と言うか母の家系は、某山とよからぬ因縁があるらしく、祖母より決してそこへ行ってはいけないと固く言われていた。「あの山に行ってはいかん。絶対にいかんよ。行ったら帰ってこれんようになるよ」と。ある冬の日、俺が小学校に入って間もないころ、親戚に不幸があり父と母と俺の3人で葬儀…

続きを読む前にランキングをクリック

祖父

2019/05/14

長いけど祖父の事書きます。私は昔から祖父が大好きだった。恰幅が良く無口な人だか、情に厚く優しい人だった。その祖父が、脳梗塞で倒れ、3年間の闘病の末亡くなった。亡くなる間際の祖父は痩せこけていて、言葉も話せない状態だった。ただ…お見舞いに来た私を見ては嬉し涙を流し、帰る…

続きを読む前にランキングをクリック

ジャングルで遭難

2019/05/14

太平洋戦争中、曽祖父は兵役で東南アジアに出征していたそうです。と言っても戦闘要員ではなく、現地に補給用の鉄道のレールを敷く工兵部隊の、小隊長を命ぜられていました。小隊長といってもふんぞり返っていられるわけではなく、自分自身も一緒に作業していたそうです。ある日、いつものように…

続きを読む前にランキングをクリック

兄が入院した

2019/05/14

もう十数年前になるんだけど、うちの兄が道に飛び出してきた犬を避けようとして交通事故に遭って、救急車で現場近くの病院に運ばれそのまま入院。新婚さんだった当時、頑張りすぎてただでさえ腎臓の病気したり無理して病気がちになってたのに、ここで彼は心ぽっきり折れて義理の姉の面会すら…

続きを読む前にランキングをクリック

旅館の壁

2019/05/13

正月に家族で伊東の大旅館に泊まった時のことだ。一階の宴会場付近に、“壁が透けている部分”があった。壁の向こうにある大広間が見え、広間の向こうの中庭が見え、そのまた向こうの渡り廊下まで見渡せる。子供心にも『その部分は時空がズレてる』ことが分かり、面白いので、透けてい…

続きを読む前にランキングをクリック

遺影の口

2019/05/12

ずっと昔の話。小学1年の時に祖母が亡くなり、仏壇のある部屋でお坊さんがお経を唱えてた。すると、お経に合わせて祖母の遺影の口が動いてる…。その場では、遺影がお経を唱えてるなぁ~なんてぼんやりと考えていて、その後の昼食の時に、イトコのお兄さんにその事を話した。意味が伝わらな…

続きを読む前にランキングをクリック

古い仏壇

2019/05/11

祖母が亡くなった後の話です。祖母は隣の町内に住んでいたのですが、祖母の家の仏壇はすごく古かったので、我が家で新しく購入したのです。そして49日のときに、お坊さんが古い仏壇の『しょう抜き(字が分かりません)』を行い、我が家の新しい仏壇に『しょう入れ』をしてもらったの…

続きを読む前にランキングをクリック

怖い作品

怖いキーワード

RSS