留守番しながらゲームをしていた
2019/08/08
10年ほど前、小学生だった私は家で一人、留守番をしていました。母親に注意もされず伸び伸びとゲームが出来、ご満悦でした。ふと、電話がかかってきて出てみると、籠もった男の声で『お母さんはあと20分ほどで帰るよ』とだけ言うと切れてしまいました。「?」と思いながらも子供なのであまり…
2019/08/08
10年ほど前、小学生だった私は家で一人、留守番をしていました。母親に注意もされず伸び伸びとゲームが出来、ご満悦でした。ふと、電話がかかってきて出てみると、籠もった男の声で『お母さんはあと20分ほどで帰るよ』とだけ言うと切れてしまいました。「?」と思いながらも子供なのであまり…
2019/08/01
昔、庭で柴犬を飼っていた。賢い犬で、人に吠え掛かるということがほとんどなかった。ある日、同居の祖父が亡くなった。弔問客やら業者やらいろんな人が出入りするので、邪魔にならないように彼を家の裏に繋ぎかえた。1日放置されたのに吼えることも鳴くこともしなかった彼が、祖父の棺を運び…
2019/07/15
自分は昔、小さな会社の事務のバイトをしていた。経理を担当してる社長の娘ワカナは、たまに出勤しては営業の男と外食をしたり、好き勝手わがまま放題をしていた。まぁ社長令嬢だしそんなもんかな。ある日(自分が休みだった)、新人事務の女の子が操作ミスをしてしまった。ミス自体はたいし…
2019/07/11
私の祖父は保護司をしていたんだ。その為、祖父のお世話になった人達が保護者などを伴って、時々挨拶に訪れる事もあった。私が中学生の時、祖父が亡くなった。祖父が亡くなってからしばらくしたある日、私が家で一人で留守番をしていた時、高校生くらいの男の子が二人、家にやって来た。一…
2019/07/08
私がぜんぜん覚えていなかった話。私が中学生のときに、母方の祖母が亡くなりました。そのとき私は初めて田舎の祖母の家に行きました。祖母の家は関東にしては相当な田舎で、田んぼや丘(山というほどではない)に囲まれた場所でした。暑い夏の盛りで、学校の制服がひどく蒸れたのを覚えて…
2019/06/27
いまだに謎な電話の話。一回目は中学生の時。一人で留守番してたら電話がなった。親戚の伯母からだったんだけど、なんかおかしかった。『あ、○○ちゃん?あれ?今日休みなの?』「学校だったよ。帰ってきて留守番中。オカン買い物にいって居ないよー」『えっ?学校?仕事辞めてどこか学校…
2019/06/25
僕は一人で留守番していた。家族は親戚も含めて車で出かけていた。朝からいやな予感に襲われていた。何かそわそわしていた。僕は意味もなく家の中をそわそわと動き、昔使っていていた部屋、今は兄家族が来たときに寝るための部屋へ来ていた。そこに別な理由で用が有り、何かを取りに来た。そこに…
2019/06/25
小さいころ祖父が病院で死んだ。両親と駆けつけたときはもう霊安室だった。両親はじめ親戚みんなばたばたする中、どんな拍子かオレだけ霊安室に残されることになった。「線香は絶対切らさんようにね」と念を押されて、オレは素直に線香をじっと見続けていた。どれぐらい経ったろうか、…
2019/06/16
子供の時の事。当時、社宅住まいだったのだけど、そこの玄関ドアののぞき穴は、直接目をつけてのぞかなくても、スコープの写した映像を拡大表示する四角い窓みたいのがついてた。昔だったので、幼稚園から帰って母親が社宅の寄合とかで呼ばれると、一人で留守番してた。そう言う時に時々玄…
2019/06/16
まだ実家に居たころ、一人で留守番していた時のことです。母親が買い物から帰ってきて、いきなり怒り出しました。理由を聞いてみると、雨が降ってきたから洗濯物を取り込んでおくように電話して、それで洗濯物を見てみると、取り込んだものがカールーフ下にある野菜籠の上に置きっぱなしだ、とい…
2019/06/09
不安の種って漫画見てて、自分の子供時代のそっくりな体験思い出した。というのも、『遊ぼおじさん』の話。公園で遊んでいると、遊ぼおじさんはしょっちゅう現れた。足をびっこひきながら近づいてくるその様子と、「あ~ぞ~ぼ~」と言う低音ボイス、常によだれを垂れている口元が、子供…
2019/05/22
俺は幼稚園児だった頃、かなりボーッとしたガキだったんで、母親は俺をアパートの留守番に置いて、買い物に行ったり小さな仕事を取りに行ったりと出かけていた。ある日、いつものように一人でボーッとしていたら、誰もいないはずの台所でガタガタ音がするのに気がついた。誰もいないはずだよ…
2019/05/11
中学生の頃、ひとりで留守番をしていたら、「痛いよぅ~、痛いよぅ~」とすすり泣く声が聞こえた。すぐに止んだけど、恐くなって寝たふりをしたり、他界した父の仏壇に守ってくれ~と拝んだりした。数カ月後、思いっきり足の小指を引っかけた私の口から出たのは、あの時の「痛いよぅ…