エレベーターのリーマン
2019/10/26
私はリーマンですが、実はうちの会社にも出ます、というか…。私の会社のビルは16階で、私の課は12階です。まあどこの会社も同じだと思うんですけど、残業なんてザラですね、いつも深夜までかかります。それで、いつものように私は深夜まで残業が片付けられず、ようやく終わったのは深夜…
2019/10/26
私はリーマンですが、実はうちの会社にも出ます、というか…。私の会社のビルは16階で、私の課は12階です。まあどこの会社も同じだと思うんですけど、残業なんてザラですね、いつも深夜までかかります。それで、いつものように私は深夜まで残業が片付けられず、ようやく終わったのは深夜…
2019/10/13
漏れにはちょっと変な趣味があった。その趣味って言うのが、夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。遠くに見えるおおきな給水タンクとか、酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと…
2019/09/17
小学生の頃、朝礼で皆グラウンドに集まっていた。整列かなんかしてたのかな。ふと校舎の屋上を見ると、すんごいでっかい人が立ってたの。大柄っていうレベルではなく、3メートルくらいありそうだった。しかもお坊さんの格好。キリスト教の学校だったのに。隣の子に知らせようと視線を外し…
2019/09/10
自衛隊にいたころに、渋谷の某病院に入院した(急性胃腸炎)。激しい嘔吐に苦しんでいた明け方、反対側の建物の屋上に人影を発見した。うわーこんな時間に…と思った瞬間、その人影が飛び降りた。うわ!と思ってナースコールして、もたもた来るナースに今の出来事を伝えると、「気のせいですよ」…
2019/09/05
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今から数年前、大学生のころパチンコ屋でアルバイトをしていた。と言ってもホールではなく、駐車場の警備員だった。時給はホールよりも安いが、シフトの自由と体力的に楽だったので、結構気に入って働いていた。店の営業時間は朝10時から夜の11時。駐車場警備員は全部で5人。私のほかは…
2019/07/16
私の通っていた高校であった話です。学校の警備員さんが、毎晩同じ時間に「ドーン」という音を聞くようになりました。その高校の近くに短大と高校共有の女子寮があり、その鉄の門が閉まる音のようでした。毎晩きっかり11時に「ドーン」と。でも、もっと近い所から聞こえてくることに…
2019/07/16
看護学生の頃、友達(看護学生ではない)と遊びに行った先で、交通事故を目撃しました。勉強中の身ではあったのですが、救急隊員が駆け付けるまでの間、友人の手も借りて、車にはねられた女の子の応急処置をしました。やがて救急車が到着し、女の子は一人だったので、私達も一緒に救急車…
2019/07/08
これ書いちゃうと、自分がどこ出身か知ってる人ならわかっちゃうかな。うちの小学校は、私が在学中に創設110年記念行事をしたくらいだから、かなり古い。校舎もぼろぼろで、木の階段やコンクリ(とでもいうのか?)の太い手すりなど、使い込まれて磨り減ってるくらいだった。(在学中に、あ…
2019/07/06
高校での話出身高校の商業科棟のトイレにはすべて鏡がありません。正確にいうと、鏡を取り付けていた跡は残っています。もちろんその他の『普通科棟』『普通科棟Ⅱ』『普通科棟Ⅲ』『体育館』『図書館棟』には通常通り鏡はあります。鏡が外された訳は在学中の兄から聞きました…
2019/07/02
バイト先の知り合いが霊感ある人だった。シフトが同じで、仕事明けにいつも一緒に帰ってたんだけど、いつもあるテナントビルの前を通る度に嫌がってた。なんでも、そこのビルの前に、数人の霊が佇んでるのが分かるとか。俺は霊感ないから分からないけど、聞いたら、幽霊って、別に透明だっ…
2019/06/30
小さい頃、マンションで鬼ごっこしてたら友達がそのままいなくなってな。その日俺は家に帰ったんだけど、そいつは帰らなかったらしい。俺はふとマンションの屋上に上がれるようになっていたことを思い出した。しかも、なんか狭い隙間みたいなところがあったな。あいつもしかして、そこから落ち…
2019/06/29
毎年台風が来ると思い出すのが、会社の寮で一人暮らしをし始めた頃のこと。台風が直撃するというので、ベランダの物干し竿を片付けようとしたら、物干し竿の先に汚れたハイヒールが片方だけ引っかかってた。寮は男子寮だし、悲しいことに俺には彼女なんていなかったので、何故こんなものがある…
2019/06/21
今思うとホント馬鹿だなって思うんだけど、高校生の頃、死にたくてたまらなかった時期があった。ある日、意を決して列車に飛び込もうと思った。踏切の遮断機のそばで、電車が通るのを今か今かと待ってた。でも、待てど暮らせど電車は来ない。仕方なく次の死に場所を求めて街中を歩いていると…