土手の向こう
2019/06/27
幼稚園の頃、お盆で鹿児島の田舎に親と帰った時の話。山の奥にじいちゃんが耕している畑があって、そこに親戚たちと手伝いに行った。親戚達が畑仕事をする中、俺はぶらぶら遊んでいたんだけど、畑の奥にちょっとした土手があるのを見つけた。向こうに何があるのか見たくて背伸びして…
2019/06/27
幼稚園の頃、お盆で鹿児島の田舎に親と帰った時の話。山の奥にじいちゃんが耕している畑があって、そこに親戚たちと手伝いに行った。親戚達が畑仕事をする中、俺はぶらぶら遊んでいたんだけど、畑の奥にちょっとした土手があるのを見つけた。向こうに何があるのか見たくて背伸びして…
2019/06/22
俺の祖父さんの家に行ったときに聞いた話。俺の祖父さんが子供の頃は地方の田舎、それも結構山奥に住んでいたらしいんだけど、その頃にそこの子供達の間では、落とし穴作って友達とか近所の大人を落とす悪戯が流行っていたらしい。その当時、遊び道具も手に入りづらい状況だったからか、…
2019/06/18
私の友人の体験。その友人はお家の宗教(神道)やご先祖様をとても大事にしてて、毎月月命日にもしっかりお墓参りを欠かさない。誰とでも仲良くなれる明るい人なんだけど、そこを逆手に、霊能者とグルになってその人からふんだくってやろうと目論む女性が現れた。その女性はとても美人で華…
2019/06/14
俺が小5だった頃の出来事。学校帰りに公園のベンチに座り込んでるおじいさんがいた。おじいさんは胸の辺りを押さえていて、俺が「大丈夫ですか?」と声をかけたら、「カバンの中の薬を出してくれ」と頼まれた。ちかくにカバンが落ちていて、中から薬と水筒をだしておじいさんに渡した…
2019/06/11
以前、住んでいた家での事。ご近所の奥さんと仲良くなり、遊びに来て貰った時、「旦那さんの身内の方で足の無い人いる?事故とかじゃなくて病気で切断した方」と聞かれ、旦那に聞いてみたけど「うーん?解らない」。で、姑に聞いてみたら、旦那の祖父が糖尿病で足を切断したとの事。どうし…
2019/06/07
小学生の頃の話。ぼくらにとって、そこらじゅうにいる昆虫は格好のオモチャだった。とんぼの頭をちぎって飛ばしてみたり、蝶の羽をもいでずらっと並べてみたり、燃やしてみたり、水をかけてみたり…毎日毎日飽きもせず繰り返してた。ぼくだけじゃなくて同じぐらいの年の仲間は皆やって…
2019/05/31
子供の頃の思い出。小学2年生の時、学校からの帰りに近道を通って帰ろうって話になった。通学路をショートカットして、一気に家の近所まで出る道を友達が発見したらしい。通るのは、いつも通学の時に横を素通りするお寺と隣接する墓地。当時、物事を深く考えない子供だった私は、気軽に頷…
2019/05/29
会社学校恐怖事故田舎電車不思議墓参り寒気葬式釣り祖母夏休み湖海
俺の実家は、山と湖に囲まれた田舎にあるんだけど、小学校六年の時の夏休み、7月28日にツレ二人と湖に流れ込む川を溯って、イワナ釣りに行く事になった。雲一つも無いようなよく晴れた日で、冷たい川の水がやけに気持ちよかった事を覚えてる。俺らにとっては何度も通いつめた谷。ポイン…
2019/05/21
階段血まみれ自殺首吊り体験電話墓参り幽霊霊感葬式鳥肌人影坊さん
いきなりだが、俺には全く霊感がない。その俺が先日、仕事で地元では結構有名らしい幽霊屋敷へ行くことになった。俺はそっちの地域は疎いので全く知らなかったのだが、『以前、住人が敷地内の柿の木で首吊り自殺した』という、噂ではなく実話がある屋敷だ。とは言っても、今もそこには人が…
2019/05/18
怖くはないけど、実際に体験した不思議な話。大学二年の夏の日。実家に帰省していた俺は、祖母に頼まれてお盆で使う物を買いに行っていた。隣町のホームセンターに車で向かう途中、信号待ちをしていると、小学校中学校のときの同級生Aくんを見た。横断歩道を渡っているAくんに声をかける…
2019/05/16
私の前の上司(課長)は無口、無表情。雑談には加わらず、お酒も飲まず、人付き合いをしない堅物でした。誠実公平、どんな時でも冷静なので頼もしい上司なのですが、堅過ぎて近寄りにくい雰囲気がありました。そんな課長の机の上には奥さん、子供四人と写った写真が飾られてて、「あの…
2019/05/08
墓参りで親の田舎に行ったとき、近所で自殺とおぼしき事件があった。地元の漁師が海に生ゴミを捨てに行ったとき、流れ着いた水死体を発見したらしい。死んでいたのは20ばの女性と、小学校低学年くらいの子供で、二人とも溺死だった。子供のほうは女性の足にしがみついたまま死んでいたそ…
2019/05/05
小学校低学年の頃の話なんだけど、両親と二人の姉の5人でお墓参りに行った。神奈川県在住で、墓地は千葉県。事故で高速が大渋滞で、墓地に到着したのが夕方。ちょっと気味悪かったが、せっかく来たのだから墓参りした。母親が墓石の掃除を軽くしていた時、少し遠くにある塔の影から人らしき…