プツップツッ
2022/08/26
小6のとき、家庭科のミシンの授業でふざけ半分に友達と、ミシンの針の下に指をセットして針をゆっくり下げていくチキンレースをやっていた。
レースが中盤に差し掛かったところで突然ミシンにスイッチが入り友達の指先を貫通した。固まった自分と、悶絶する友達、絶えず動きつづけるミシンの針。
友達が指を勢いよく引こうとするが、それ以上の勢いで針が上下する。ミシンの針が友達の爪を貫通するたび「プツップツッ」と音がする。
ハッと我に返りコンセントを抜く、するとミシンは針がちょうど上がったときに止まった。友達はダッシュで保健室に駆け込んだ。
あれから自分はミシンをみると「プツップツッ」という音を思い出す。