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自転車の操縦を自慢したくなった

2019/08/05

幽霊?妄想?判断できません。
そんなお話です。

小学校4年生頃のかなり生意気盛りなお年頃のことです。
ある日友達と自転車に乗って遊びまわっていました。

ふと、自転車の操縦を自慢したくなったのです。
「前に歩いている女の人の手間で止めてみせる」
と言い放ちました。

友達は止めたけど
聞く耳なんて持ってませんでしたね。
さっそうと自転車を漕ぎ出したのですが・・・
体が動きません・・・そう、金縛りです。

このままでは女の人にぶつかってしまう。
大声で叫びますがあせるばかりです。

ふと、金縛りは後ろにいる
霊が起こしているのではと思い、
気合で振り向きました。
そこには、顔・顔・顔・・・15人以上の
おじいちゃん、おばあちゃん達の顔がぎっしり!
(知っている顔は一つもありませんでした)

驚いた瞬間に金縛りが解けたので急ブレーキです。

ですが、間に合わず・・・

自転車のタイヤで膝カックンな勢いでした。
ストッキングに見事なタイヤの跡がついてしまいました。
ただただ、ごめんなさいしました。

女の人は優しい人で、ぶつかったことを少しも怒りませんでした。
本当にごめんなさい。

友達は大声で叫んだのは聞いていないし、
おじいちゃん、おばあちゃんも見ていないというのです。

今思えば、悪いことをしようとしていたので
罰を与えられたということなのでしょう。
悪いことはできませんね。

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