沖で夜釣り
2019/06/09
隣のおじさんに聞いた話。
釣り好きな隣のおじさんが
沖で夜釣りをしていた時のこと、
船の横に4メートルほどの巨大な生物が
浮上してきたそうです。
夜のことで、姿ははっきりとは判らないものの
、ぬめぬめと肌は黒光りし、呼吸音なのか地鳴りの様な音もして、
パニックを起こし、まるで生きた心地がしなかったそうです。
しかし何より不気味だったのは、巨大な丸い目で、
虚無感というかなんとも言えない絶望感をたたえていて、
思わず、
『このまま海に飛び込んでしまおうか』
と思ったほどの気持ちに襲われたと言う事です。
幸い、同乗していたベテラン釣り師に
「あれはマンボウだ、うろたえるな!」
と諭され、平常心を取り戻したそうですが、
「海坊主伝説というのはきっとこういうモノだ」
と語ってくれました。