肩を叩く者
2019/06/06
昔、度々おかしな体験をした。
誰かが私の隣の人の肩を叩く、というもの。
対象は右隣に居る仲の良い人で、男女は区別しなかった。
二人きりの時もあったし、十人位居てもおきた。
面白いのは、必ずみんなの目が逸れた瞬間に起きる事。
おかげで、私の悪戯ということになるのが常だった。
小学二年生の頃に
「ああ、またか」
と思ってごまかした記憶があるから、かなり前からあったと思う。
それは二~三ヶ月に一度のペースで、二十代後半まで続いた。
たった一度だけ、高校の頃、右隣に居た後輩が肩を叩かれ振り向いた時に、
私の両手が塞がっていた為にごまかせず、後輩がパニクったことがある。
ばれた(?)のはその時だけ。
また、たまに私自身の肩を叩くのがお茶目だった。
因みに、害は無いがオチも無い。