ネット上に存在する不思議で怖い話を
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そういうのもあるんだろうな

2019/05/26

13年ほど前に兄が不慮の事故で死にました。
その時に私や親戚の身の回りで起こった
不思議なできごとです。
一つ一つは小さなできごとなのですが、
それまで幽霊も霊魂も信じなかった私が
「そういうのもあるんだろうな」
と思うようになったきっかけでもあります。
時系列順に。
1.【前日(金曜日)・夕方・我が家(大阪)】
私が学校から帰って洗濯物を取り入れていると、
お線香の匂いがした。
普段、めったに嗅ぐことの無い匂い。
ちょうど仕事から帰ってきた母も帰るなり
「お線香のにおいがするね」
と言った。
2.【前日(金曜日)・夜・彼女の家(奈良)】
兄の彼女が奇妙な夢をみた。兄が溶けてゆく夢。
3.【当日(土曜日)・昼・学校(大阪)】
授業中、ひどい耳鳴りがした。
耳鳴りは初めて。
最初はたいしたことないと授業を聞いていたが、
うわんうわんとだんだん大きくなり、
授業を聞いていられなくなった。
仕方なく早退した。
4.【当日(土曜日)・午後・近鉄奈良線のとある駅(大阪)】
兄の彼女が突然身体が重くなり、
立っていられなくなる。
気分が悪くなり駅員に介抱される。
兄の彼女は健康体でこんな経験は初めて。
そして、この2時間ほどあとに、
気分悪くなって早退した私が、
兄の職場の人からの電話をうける。
『お兄さんが波に飲まれて行方不明です。
今すぐ○○の○○浜近くの警察署まで来てください』
5.【翌日(日曜日)・午前中・奈良の有名な霊能者の家】
兄の遺体が見つからないので、
兄の彼女の父が
知り合いの有名な霊能者に霊視してもらう。
兄が行方不明になった近辺の地図を見せると、
彼女は迷いもなく
「ここにいる」
と言った。
6.【二日後(月曜日)・午前中・祖母の家(九州)】
兄が行方不明になったことは
一応親戚には言った。
唯一高齢で心臓の悪い祖母には内緒にしてあった。
でも、その祖母が朝起きるなり
叔母さんに嬉しそうにこう言った。
「昨日魚と一緒に遊ぶ夢をみたよ。
布団の中に入ってきて、一緒に遊んだ。
最後は礼儀正しく
『さようなら、今までありがとう』
とお礼を言って出ていったよ」
7.【三日後・お通夜当日・我が家(大阪)】
お通夜で皆はお寺に行っていた。
私は家の掃除と親戚の人のお迎えなんかがあり、
一人で家に戻っていた。
麦茶がほとんどなかったので、
ヤカンに麦茶のパックをいれて
そのまま着替えに部屋へ。
ここ数日の疲れもあり、
ちょっとベッドに転がった瞬間眠りについた。
そしてしばらくしたら
「ガタン!!」と大きな音で目がさめる。
何の音かは未だに不明。
泥棒かもと急いで降りると、
ヤカンが沸騰して溢れ出し、
ガスが漏れていた。
8.【四日後・葬式当日・お寺(大阪)】
葬式の間中、
ずっと同じ白い蝶々が
あっちへこっちへふらふらと飛んでいた。
9.【四日後・葬式当日の夜・我が家(大阪)】
ふと気が付くと、
家の一番大きな柱時計が止まっていた。
ねじを巻いても動かない。
定期的に整備していたはずなのに。
10.【正式な日にち忘れたけど兄のお墓ができた日】
兄のお墓に白い蝶々が止まっていた。
ちょうど葬式の日に見たのと同じような蝶々でした。
↓ちょっと解説。
<1>お線香のにおいがしたという時間前後に、
兄が友達と明日海水浴へ行こうという話をしていたらしい。
<2>兄の彼女がみた兄が溶けていく夢=兄が海で溺れる夢?
<3>この日私の耳鳴りがなければ、
兄が行方不明という電話は夜まで誰も取れなかった。
ちなみに父も母も土曜日は仕事で、
姉は聾唖者なので電話が取れない。
<4>ちょうどこの時間、
兄が海で波に浚われたと思われる。
<5>後日、この霊能者が指差した場所で、
兄の遺体が浮いているのが発見された。
<6>結局祖母は兄が死んだことを知らずに、
この翌年に他界した。
<7>当然、この大きな音がなければ眼もさめず、
ガス中毒?ガス爆発?になってたかも。
<8ー10>季節的に同じ蝶々な訳ないんですけどね…
てか、蝶々が飛ぶ季節でもなかった。
<9>この柱時計は、
兄が生まれた年に記念に買ったものです。
そして兄が死んだ時に壊れました。
まぁ、修理して無理矢理頑張ってもらってますが。
それぞれは『偶然』とも取れるようなことなんですが、
これだけ揃うと何となく…うーんって思ってしまいます。
一番怖かったのは、祖母の夢かな。

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