狭い路地
2019/05/22
小学生位の時、いつもとは違う人通りの無い道を使ったんだ。
狭い路地で、同じような古い家や
アパートの勝手口とかがあるだけの、
2分もしないで抜ける道。
良く戯れてた猫がいたんで、座り込んでモフモフしてたんだけど、
日もほとんど沈んでたんで帰ろうと歩き出したが、
いっこうに交差点に出なかった。
歩き始めて5分以上はたって、
さすがに不安になったんで歩くスピードを速めた。
ふと来た道を戻れば帰れると思って振り向いたら、さっきの猫がいた。
なんだか安心して、周りを見ると路地の出口がすぐそこだった。
ダッシュして路地を抜けると、車がグシャグシャになって横転してた。
出口のすぐ横にある標識もグシャグシャに倒されてた。
あの猫が事故から守ってくれたのかもしれない不思議な体験。