死ぬヤツは死ぬ
2019/04/21
昨日の深夜ラジオドラマ聞いて、ふと思い出した話。
ラジオドラマでは、姉弟で川遊びに行って、姉が目を離した隙に弟が水死し、
姉はいつまでも悔やみ続けるという話だったが、
川遊び育ちから言わせて頂くと、目を離さなくても死ぬヤツは死ぬ。
小学校の頃、友達と5人で滝のある川で遊んでいた。
深いところに行くときは、5人で手を繋いで輪になっていたんだが、
深いところから戻ってきたときに、水深70センチぐらいのお臍周辺に水が来ている浅瀬で、
一人がいきなりずぼっと水に潜っちゃった。
そんでもって、私らも深みへとすごい力で引っ張られた。
うわーなんだこりゃーやばいってんで、皆手を離してしまった。
で、近くの釣り人なんかに助けを求めて、友達はなんとか気を失った状態で見つかったのだが、
救急車が沢まであがってくると時間がかかるから、
釣り人さんが車に乗せて、救急車と出会うところまで行くという。どうせ一本道だしね。
ところが、一本道であるはずなのに、救急車は釣り人さんの車とすれ違わないであがって来ちゃった。
へんだなーおかしいなーと思っていたら、釣り人さんの車は途中で崖から転落していたんだ。
結局友達は、川の中から冷たくなって見つかったよ。
子供心に、その日死ぬヤツは必ず死ぬんだって思った。
親父は地元民だから、「そこの主に気に入られたら絶対連れて行かれる」って言ってた。
夏になるとねー、思い出すんだよね……。