ネット上に存在する不思議で怖い話を
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いわくつきの刀

2019/04/08

私の伯母さんの話。
私の叔母さんはお寺の跡取りさんと結婚して、
離島に一軒しかないお寺に住んでいた。
今は旦那さんに先立たれて、子供もいなかったので、
最近私たちの家の近くに引っ越してきた。
お寺といえば、よく怖い話とかじゃ心霊写真だの、
いわくつきのものを預かったりとかいうから、
伯母さんのところはどうだったの?と聞いた。
「そりゃ、預かったことあるわよ」
と軽く言われ、
「怖くないの?」
と聞いたら、
「慣れるよ」
と。
「でもどんどんたまってくでしょ?」
「おたきあげするから」
なるほど~って感じだった。
そんな伯母さんが一度だけ怖いと感じたことがあって、
それは一本の日本刀を預かった時だったそうな。
その刀は抜くと不幸なことがあるという刀で、
持ち主は捨てるに捨てれないし、
預かってほしいと言ってきたそうだ。
その頃は結婚してお寺に住んでいたが、
亡くなった伯父さんではなく、
伯父さんのお父さんが住職だった時で、
その方が預かったんだそう。
住職さんが預かったあと、
どんな刀だろうと面白がって、
止めたけど抜いてしまったそうだ。
そうしたら、そのあとすぐ喀血して亡くなった。
で、こっからが私が一番怖いと思ったことだけど、
「そのあと刀どうしたの?」
って聞いたら、
「なんか知らないけど無くなった」
確かにそうなってもおかしくない。
田舎のお寺で、
地域の人が無断でどんどん入ってくるんだよ。
しかも、お寺と自宅がつながってるから、
家にまで入ってきちゃう。
私は仕事で行けなかったけど、
学生だった妹がお葬式とか整理を手伝いに行ったとき、
ドア開けたら廊下に知らない人が立ってて、マジでびっくりしたって。
そんなんだから、よく物がなくなるんだよ。
うちの母は
「まあ結局必要なところに行くのよ」
とか訳の分からんことを言ってたけど、
必要なところってどこよ・・・

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