新婚旅行の写真
2019/03/25
新婚旅行から戻って、
現像された写真をチェックしていたら…
いやな予感はしてたんですが、
次々と、写ってたんです。
生きてはいない人達が…
海でとるべきじゃないのはわかってたんですが、
すごいきれいだし、やっぱり思い出に欲しくって、
数枚撮ってしまったんです。
他にも数枚写り込んでたんですが、
一番いやな感じがした写真、
まるで生きてるみたいでした。
水着の主人を、
膝くらいの深さのとこで撮った写真。
砂浜で海も透き通ってたんですが、
主人の足元にあきらかに砂ではない色の
人影が写ってたんです。
足元のそれは女の人で、
赤っぽい服を着ていました。
写真に触るのも嫌なくらい、
よくないものだと感じたんです。
慌てて塩を入れた袋と一緒に引き出しに入れて、
朝になったらすぐお寺に持って行かなきゃ
ほんとにヤバそうだって。
数時間後、
仕事から戻った主人に相談したら見せろといわれて、
もう引き出し開けるのも嫌だったけど、
出して見せたんです。
明らかに最初見たときよりその女の人、
鮮明になってたんです。
透き通った海の中に、
赤いチェックのネンネコを着て、
背中には子供をおぶってるのがはっきりわかりました。
部屋にもいやな空気が漂ってて、
写っただけでなく着いてきてたんですね。
姑に無理やり貼らされてたお札まで突然剥がれて、
写真、女の人、時間が経つごとに
みるみる表情までわかるくらいまでうかび上がってきて・・・
それ以上は見ることができず、
他の霊の写った写真や塩と一緒に紙に包んで、
朝すぐお寺に持って行きました。
近所に力のあるお坊さんがいるお寺があって助かりました。
大事な主人、連れて行かれてしまうとこでした。