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用水路の向こう側

2019/03/17

えと、小学四年あたりに体験した話です。
家の隣は空き地で、
その周りは雑木林とか色々あって、
格好の遊び場でした。
まぁその頃は秘密基地作ってたんです。
友達と適当に人気の無い、
用水路の手前の林みたいなところを改造?して。
友達とそこで遊んでいたら、
その用水路の向こう側からラッパの音が聞こえてきて。
なんの変哲も無い、ただのラッパの音。
誰か向こうにいるんだなーと思って
「誰ですか~?」
みたいなことを聞いた。
秘密基地だし、なんか他の人に知られるのはいやだしね。
一瞬音は止まって、また音がする。
曲?みたいのも同じだったような気がする。
薄気味悪くてみんなでその場から逃げた。
んで最近まで多分誰かが
そこで練習でもしてたのかなって思ってたんだけど。
この歳になって、ちょっとしたきっかけで
用水路の向こう側の地形を知ってびっくり。
しかもウン十年、少なくとも私たちが聞いた
あの頃から手付かずの状態。
誰かがいじったとかはないみたい。
町外れだし。
だってそこ湿地帯っぽくて人がいれるような地形じゃなかった。
少なくとも記憶に残っているあのラッパは用水路の向こう側、
しかも結構音がでかかったから、用水路のすぐそばのはず。
何気に小さい頃の恐怖ってやつで覚えてるから間違いない。
と思う・・。
なんだったんだろうなぁ、あのラッパ。
不確定要素強くてスマソ。
でもこわかったです。それだけは確かです。

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