3分間トンネル
2019/03/11
これはバイト先の人から聞いた話。
観音崎にある3分間トンネルって有名ですよね。
そこに男女3人ずつ計6人で行ったらしいです。
名前の通り普段はトンネル内の照明は消灯していて、
入り口のスイッチを入れると3分間だけ点灯するというもの。
照明を点灯させ、6人歩きながらしばらく進むと、
牢屋みたいなものを発見したそうです。
その異様な雰囲気に立ち止まって
神経を研ぎ澄ましていると突然、真っ暗に。
照明が消えてしまいました。
恐怖も絶頂だったため、それを合図にみんな絶叫して
入り口に突っ走りました。
顔面蒼白の中、それぞれが顔を見合わして、
冷静さを取り戻そうとする中気付いたことがあります。
男が一人いない。
もし転んで動けない状態ともあれば一大事なので
意を決してもう一度、入りました。
何が待ってるかわからない不安と緊張で全員震えていたそうです。
結局、牢屋付近まで行っても発見できず、
「引き返そう」としようとすると
牢屋にひっつくようにしている人影を発見。
その姿からおそるおそる近寄ってみると
取り残されていた友人でした。
「なにしてたんだよっ」
と声をかけようとした一人が息をつまらせました。
残された友人は、一人、取り憑かれた様に
牢屋をなめ回していたそうです。