コタツで
2019/03/05
小額5年生のときの話。
昔住んでた家での事なんだが、
2階建てで2階にコタツがあってTV見れる場所になってたのよ。
んでその日俺は一人で留守番してたんだ。
俺ってコタツの中もぐるのが好きでさ、
よくコタツの中の赤い薄暗い光で絵を書いてたんだな。
しばらく書いてたらオシッコしたくなってきた。
俺はコタツから出て熱くなった体を冷やして
1階にあるトイレへ向かったんだ。
2階から1階へ降りる階段までは通路になっていて
丁度階段のところまで歩いて降りようとしたとき、
1階から2階へあがる間の踊り場みたいなとこに
白装束を着た女性が後ろ姿で猫背気味に立ってんだよ。
しばらく動けなかったが
俺は急いでコタツのある部屋に
ダッシュで走ってスゴイ勢いでコタツにモグリこんだ。
・・・暑いが我慢した。
1時間くらい恐怖に耐えていたね。
汗がポタポタ垂れてきてたのまだ覚えている。
俺は外の様子をうかがおうと毛布を少しめくった。
そしたら目が真っ黒の女の顔がすぐそこにあったんだ。
俺はしばらく動けなかった。
凝視していた。
女の顔は瞬きをパチパチとしながら微笑んでいたよ。