公園のトイレ
2019/02/15
この話は、私たちがいつも登下校の際に通る
公園のトイレの実際にあった話です。
私たちは今年新中2年生になります。
1年生の入学式で出会いました。
そのころから私たちは
一緒に登下校するようになり、
部活も同じ部活です。
その時はまだ霊感など、
2人にはなかったんです。
最近私たちは、
友達同士で中学生記念で
「扉」というホラー映画を作ろう
という事になっていました。
それは、ある扉を開いてしまった時から
次々と友達が殺されていくという話でした。
私は、その計画をしてから
霊感が強くなりました。
最初は学校で見たんです。
1-5の教室でした。
教卓の前に白い5歳くらいの男の子が
うつむいて立っていました。
私は怖くなってその友達に話しました。
それからでした。
その友達も見えるようになってしまったのです。
そして次の日、
みんなで公園のトイレで映画の練習をしたんです。
内容は
「部長が公園の2番目のトイレで殺される」
というものでした。
その時は気味が悪い程度で何も無かったんです。
しかし、何日か経ったある登校時の事でした。
公園の2番目のトイレが、
誰もいないのに扉が閉まっていたんです。
その公園のトイレは、
中に人がいて鍵を閉めなければ、
扉は閉まらないんです。
そして上の開いている部分をふと見ると、
ありえない高さに人が横目でこちらを見ていました。
私たちは怖くなって、
ある番組の真似をしてその場を去りました。
それからというもの、
毎日トイレの扉を確認していました。
すると、だいたい週に1度くらい閉まっているようです。
そして最近は、
1番目のトイレが閉まるようになってきています。
でも、私たちは
未だにその公園を通らなければ、いけません。
最近は映画をつくるのをためらっています・・・。