ネット上に存在する不思議で怖い話を
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移動する人形

2018/11/27

ホントの話です。
思い出すとヤです。
ティバ県某所にS●ケネ●という廃墟があります。
行ったのはやたら寒い日、とにかく冬です。
廃墟が好きな僕は50ccで
ツーリングがてら廃墟を見たりしてました。
でも廃墟の荒涼とした感じが好きなだけで
怖いのはイヤでした。
2階建の一軒屋で裏は崖になってます。
1階のドアはカギがかかってましたが
2階の外階段のドアは開いてたのでそこから入りました。
2階は窓が多くモダンで明るい感じでした。
奥の階段を降り1階へ行くと雨戸が閉まってて
真っ暗な部屋が多かったのですが
一つだけ雨戸が開いて明るい部屋がありました。
そこには前住人の家財道具、衣服などが
うず高く積み上げられてました。
その中に子供が遊ぶような
布の女の子の人形(ヌイグルミ?)がありました。
2体あって80~90cmのでかいもので
衣服の上に無造作に横たわってました。
古いですがキャベツ人形にカオが似てました。
忽然と現れたその人形のカオをしばらく凝視してしまいました。
少し怖かった。
しかし何事もなく、外へ出るためふたたび2階へあがりました。
2階へ上がって出口へ続く廊下へと折れ曲がったその時。
廊下の壁にさっきのキャベツの一体が
よっかかって座っているじゃないのう!!
キャベツはこっちは見てなかった、
よっかかってる対面の壁を見てた。
こっちから見ると横向きってやつ。
くるときもソコは通った、
でもあんなでかいのがあればおそらく気付いたはず。
半パニックになり1階へ降り
トイレ付近の窓をメットで叩き割りなんとか逃走した。
その後はとくになんもないです。
数ヵ月後、有名な廃墟本にその廃墟が載ってるのを見つけ
本を放り出しまた逃走した。
興味のある人本見てみてね、俺はもうヤだ

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