インターホン
2018/11/10
シンプルだけどマジ怖かったから話します。
俺が中3で修学旅行の時の話。
一通り見学した後旅館に行った。
部屋は各自離れみたいな小屋に5、6人とかだった。
みんなもやったと思うけど、
修学旅行の就寝時間って早くて、
部屋の電気真っ暗にされて、
最初は寝たフリとかしてるんだけど、
その後遊んでたりしたよね?
俺らもそんな感じで枕投げとかしてた。
そしたら先生にバレたのかわからないけど、
部屋のインターホンが
『ピンポーン、ピンポーン!』
って鳴った。
ヤバイと思い、
とっさに布団を被って寝たフリをした。
先生は気のせいだと思ったのか、
インターホンは止み、部屋まで入っては来なかった。
俺らは何分かして平気だと思って調子にノリ、
またまた枕投げをした。
そしてさすがに気付いたのか、
インターホンをさっきより以上に鳴らされた。
友達と顔を合わせて、
さすがにバレたねって顔をしながら、
渋々部屋のドアを開けた。
すると、誰もいなかった。
友達と僕は唖然だった。
友達もインターホンを聞いてたし、
空耳では無いことは確かだった。
薄きみ悪くなって次の日、
旅館のおかみさんの話を聞いてゾッとした。
『部屋にインターホンなんてありませんよ?』
未だに思い出してもゾッととします。