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山道を一人歩く

2018/11/07

知人夫婦から聞いた本当の話。
当時二人がまだ恋人同士だった頃。友人数人と車2台で海かどこかにでかけたらしい。その帰り、山道を通っていた時のこと。
時間は2時をまわり、あたりには民家もなく、薄暗い木々の間を車で走る。
この条件が揃っただけでもかなりの恐怖感があったらしいのだが、
しばらく走っていると前方左側に、人が一人で歩いているのを発見。
自分達の乗っている車の後ろを、友人達の乗っている車がついて走っている。
こんな時間にこんな山道で一人歩く人間。恐怖を感じつつも
その横を通り過ぎようとした瞬間…
瞬間… その人(?)の顔が、ライトに当たって見えた。
その顔は、目や口などが顔面の中心に集中していて
目は白目が無く見え、鼻が本当異常なくらい長かったらしい。
例えるなら‘天狗’であるという。
服は、祭りのはっぴのようなものだったらしいが
あまりにもその顔の印象が強かったために全然覚えていないそう。
後ろを走っていた友人達は、前方のライトのせいかそんな奴はみなかったということ。しかし、それがもし本物の人間だったとしても
深夜2時過ぎにはっぴを着て山道を一人歩く人間なんて、それだけで恐ろしい…。

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