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赤い女

2018/10/09

この前学校で、昼休みに友人5人ほどと食事をしながら自分が通ってた高校や中学の話をしていました、
話が弾み、小学校から殆ど記憶に無い保育所、幼稚園の話になった時友人Aが急に「あっ」と言いました、
皆が
『なしたんさA?』
とお決りの反応をすると・・・
A「俺スゲーこと思い出した…」
俺「なになに?」
A「俺さぁ、小さい頃ヘンな物見たんだ…赤い人…多分女だった…。」
一同『なになにソレー!話せよ~話せよ~!』(俺オカルト好きだから一番の喰い付き)
Aの体験談↓
Aは田舎の育ちで(俺もだけど)保育所で少し変わった行事が多かったらしい
コレは[ソリ遠足](冬、バスで山に行き遊び倒す行事らしい)で体験した話です
山に着いたAは当時から仲良しのZと2人で遊んでいた。
最初は先生や親の近くで遊んでいたけど、物足りなく更に上へ登っていった、
そしてある程度高い所着き、一息ついていた。
するとZが反対側を指し
「おいA、あれ誰だろう?」
そっちを見ると、年齢は解らないが木々の影に人がいた、
距離は100mも離れてなかったと思う。
Aは
「行ってみよーぜ」
と、Zもついて行く。
近付くにつれ後ろ姿だが女だと分かった。
大きいコートを着て髪はボサボサで長かった。
しゃがんで雪を掘ってるようだ。
周りの雪が赤い。
Aが
「お姉さん何か探してるの?」
Zがすぐ後ろに居たので怖くはなかった、その時は・・・
Aが声をかけたら女は無言で立ち上がった、デカイ(子供だったからそう感じたのかも)
女は振向きAとZを見下ろした。
コートは汚れていて、手と顔が赤い。
掘っていた穴には黒っぽい何かの塊。
AとZが呆然としてると女はエラク低い声で
『ウゴゥゲー!×②』
みたいな…
AZ「「うわー!!!」」
Aは持ってたソリを投付け、Zを追いかけるように逃げた
さっきまで居た所に着きZのソリでニケツ(?)をし、皆の所に戻った、
女は追って来なかったようだ。
G先生に何処に居たか聞かれたが、安心と恐怖で2人とも号泣し話せなかったのでカナリ怒られた…。
この話を聞いて皆
『うっそだー(笑)』
見たいな反応でしたが、AがZに電話したんです、ハンズフリー(?)で。
Zも思い出した(覚えていた?)ようです、
Z「あの女エライ気持悪いツラしてたよな、特に目!白目っぽかったよな?」
A「そこまで覚えてねーわw」
今回の事で
『もしかしたら俺も小さい頃何かあったかも…覚えてないだけでさ…』
と思うようになりました、何も思い出せませんけど。

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