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携帯から流れてきたもの

2018/08/24

春の勉強合宿で山奥に行った時の話。
私達は4人部屋だったんだけど、なんか窓開けたら直接外から出入りできるぐらいの高さで、しかも安宿で、窓にモザイクすらなかったので外からは丸見えでした。
まわりは木だらけで、夜になると奥が見えないくらい真っ暗なんです。。
そんな中、午後10時過ぎぐらいにA子の携帯の着信音が鳴ったんです。
それは留守番電話になっていたらしく、電波が悪かったから遅れて鳴ったものでした。
メッセージが入っていたんだけど携帯代えたばっかで?聞き方が分からないし、知らない番号だったとかで別の友達B子に聞いてもらっていました。
するとその友達が、
「きゃーー!!」
って叫ぶんです。
びっくりして
「どうしたの??!」
って聞くと、B子は何も言わずにA子の携帯を渡してきました。
私は恐る恐るメッセージを聞きました。
すると、単音で機械的な音の”運命”が流れてきました。
それは途切れ途切れで、私も一瞬叫びそうになりました。
最後の2、3小説まえに
「ごにょごにょ・・」
って男の人っぽい声が聞こえて、何を言っているか分からなくて、もう一度聞いてみたんです。
それで、よくよく聞くと、
「殺し・・やる・・」
って言ってるんです。
びっくりしてベッドに携帯を投げつけてしまいました。
そのときタイミングよく窓がガタガタ鳴って、A子もB子も私もC子ももうパニックでした。
真っ暗で何も見えないので、外に何がいるのか分からず、その日は一晩眠れませんでした・・。

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