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亡くなった祖母が会いに来ていたようです

2018/07/16

それは一昨年の9月のことです。私の祖母は89歳で脳梗塞で倒れてから、後遺症で一人で歩いたりできなくなり
痴呆の症状も進んでいました。
94歳で自分で物が食べられなくなり、ずっと寝たきりの状態でした。一昨年9月の上旬のある日、当時2歳だった長女が不思議な事を言い始めました。
玄関付近などにいる時に「誰か来てる」と毎日言うようになったのです。
最初は来客の事を覚えていて言っているのかなと思い、さほど気に留めていませんでした。しかし、9月のお彼岸の時期に祖母が亡くなったという連絡がありびっくりしました。
私は結婚して遠方に嫁ぎ、さらに長男を3月に産んでいたためなかなか帰省できず
最後にお見舞いに行ったのは4月でした。
4月からは祖母はほとんど意識も無く、呼んでもたまにしか反応が無かったと言います。
9月に入ってからは呼吸も苦しそうで、見ていてとても辛そうだったと私の両親は言っていました。もしかして、祖母の意識が遊離してひ孫である私の長女に会いに来たのかもしれない、と非現実的なことを考えてしまいました。
長女を産んだ時には長く里帰りしていたので、祖母にはよく長女をあやしてもらいました。
長男を妊娠中には、切迫早産で4ヶ月実家近くの病院に入院していたので、母が長女を連れて毎日祖母のお見舞いに
行ってくれていました。お見舞いに行くたびに「かわいいね、大きくなったね」などと言って
喜んでくれていたそうです。そのように長女は祖母にとても可愛がってもらいました。
私自身も小さい頃からずっと祖母にお世話になりおばあちゃん子だったので、もしかすると
長女と私にお別れを伝えに来たのかもしれないなと直感的に思いました。
小さい子には見えないものが見えるのかもしれません。
ある日、長女に「いつも来てる誰かってどんな人?」と聞いたら「女の人」と答えたので
ますます現実味を帯びてきました。葬儀のために実家に帰りました。
実家では長女は特に何も言いませんでしたが、
お葬式の時に祖母の顔を見た時に、長女に「いつも来てる人ってこの人?」と聞いたら
「うん、このおばあちゃん」と即座に答えました。
私は身内ながら一瞬少し怖くなってしまいましたが、大好きだった祖母が会いに来てくれたなら
いいかなと温かい気持ちにもなりました。入院中はなかなかお見舞いに行けなかったのが悔やまれますが、元気なうちに
ひ孫の顔を見せてあげられて本当に良かったと思っています。
無事に祖母を見送ってしばらく実家に滞在した後、自宅に戻りました。次の日からまた長女が「誰か来てる」と言い始めました。
前は一階の同じ場所でしか言わなかったのが、お風呂場や二階でも言うようになりました。
時たま急に「大きいおばあちゃん来た」と言う時もありました。
きっと祖母は私たちが帰ってしまって寂しいのか、それとも心配で様子を見に来てるのかなと思いました。
それから、結婚式の時に写した祖母の写真をずっと居間に飾っています。それから半年くらい長女の言動は続きましたが、
いつの間にか言わなくなりました。
祖母は天国で安心したのかなと思っています。子供の言うことなので、100%真実とは言えませんが、
私は祖母が会いに来ていたんだといまだに信じています。

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