お別れの挨拶に来た愛犬の話
2018/06/15
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それは7年前突然の出来事でした。
朝起きるとその年で5歳になる愛犬が痙攣をして倒れていました。
自分もパニックになり、職場に休みを入れ急いでタクシーを呼び、病院にて注射を打ってもらい、
痙攣は収まりましたが痙攣中酸素不足になってしまったため手足に力が入らなくなり寝たきりになってしまいました。寝ていても小さい短い痙攣発作を繰り返し、病院に運んでは注射で発作を止めてもらうの繰り返しでした。
3日程すぎ寝不足も溜まり、うつらうつらしている時、なかなか止まらない発作が起き、仮死状態になってしまい病院に泣きながら連れて行くとこのまま入院という形になりました。
私は「死に目に合えないなら連れて帰りたい」とお願いしましたが、「助かる見込みがなかったら私どもも家に連れて帰る事を進めるが、1ミリでも助かる見込みがあるのだから入院を進めるのだし、こちらも最善の努力をしてあげたい」という心強い言葉を貰って入院させることにしたのです。入院をさせ、帰宅し、お風呂に入って、寝不足で限界でしたが、寝る前にベランダに出て空を眺めていました。夜1時くらいです。
当時18階に住んでいたのでわりと高い空を眺める事ができました。すると空中にビニール袋に空気を詰めた様な丸いものが空を飛んでいたんです。
丸い奇妙なモノで、変なモノが飛んでいるという感じよりその時はビニール袋がなんでこんな上の方まで飛んでいっているんだ。という感じでふわふわ飛んでいるビニールを目で追っていていました。3分くらいでしょうか。
そして自然に一瞬家の中の犬のベッドに目を自然に向け、また外に目をやるとどこにもビニールはありませんでした。あれ?とは思いましたが3日間の看病で疲れていたので、部屋に戻り、睡魔が遅い倒れるように寝てしまいました。翌日朝普段通りにおきてみると、夜2時くらいに数件動物病院から不在着信が入っていました。かなり深く寝てしまっていたので、気がつかなかったようです。
電話をすると昨夜の深夜1過ぎ頃から容体が悪化し、1時半頃亡くなったということでした。瞬間心臓がギュとなり背筋がゾクっとしました。
あのビニールが現れた時刻頃にうちの愛犬は意識不明になりその後亡くなっていたのです。あれはビニールでもなんでもなく愛犬がお別れをしにきてくれたのです。
こういった話は信じない人もいると思いますが、自分も経験しなければ絶対信じないと思いますが時間もちょうどぴったりだったのです。聞いた後は動揺をしましたが、お迎えに行って対面をした時はお別れをしにきてくれたという気持ちがあったからか、自分も取り乱す事なく、対応出来き、何かスッキリした気持ちで引き取る事ができました。
自分の性格からして、3日前まで元気だった子が急死してしまってここまで冷静に対応できるとは思っていませんでした。
自分でもびっくりするくらい冷静に手続きや支払いを済ませる事ができました。それは前夜の空中を飛ぶビニールのような形をした魂がお別れにきてくれた愛犬のおかげだと思います。着信音で起きない程深い私を眠りに導いてくれたのものも彼女なりの気配りだったのだと思います。不思議で奇妙なびっくりした体験でした。その後、空を寝る前に見たりするのですが、いくら風が強い日でもビニールは飛んでもいないし、浮遊物は見たことはありません。