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何度も何度も金縛りにあった話

2018/06/04

私が初めて金縛りにあったのは、中学一年の頃でした。
そのころ聞いた話によると、(確かな話かどうかは分かりません)二十歳までに金縛りなどの心霊現象に遭わない人は一生遭わないらしいとのことでした。
ということは、私は今後も心霊現象に遭う可能性があるのだなと思いました。そのときの金縛りでは、まず体が動かなくなり、耳の中はぐわーんといった感じの音が響いていました。
それだけで終わりましたし、これは別に心霊現象でもなんでもないというのが正直な感想でした。しかし、今後も何度も何度も金縛りに遭うこととなったのです。高校生ぐらいのころ。やはり金縛りにあいました。
その時は、体が動かなくなったとき、誰かが上に乗っている感触がありました。
そして「うふふ」という女性の声が聞こえたのです。
ハッキリとは分かりませんでしたが、親戚のおばさんだったように思います。
もちろんおばさんは存命でしたので、生霊か?などと思いましたが、やはり最終的にはきっと夢だろうとしか思いませんでした。
ほかにも、金縛りに遭った時にハッキリと誰かの息遣いが耳元で聞こえるなどの体験を何度もしました。私は結婚することになり、実家のベッドで寝るのもあと少し、という頃のこと。
また例のごとく金縛りに。
体が動かない、と思ったら、若い男の手が私の手をつかんでいるのが見えました。顔は見えませんでしたが、雰囲気的には若い、いい男といった感じでした。
怖いけれど、これはこれで悪くないななんて、不思議な感覚だったのを思い出します。一番怖かった金縛りは、3年くらい前の事になります。
私は子どもたちと、実家の客間に泊ることになりました。3人で川の字になって寝ていると、やはり金縛りにあったのです。
そして。
その客間には床の間があり、掛け軸が飾ってありました。
その掛け軸のあたりに、老人が浮いていたのです。
私は金縛りにはたくさんあってきましたし、息遣いを感じたり、手をにぎられることはあったものの、いわゆる「霊」のようなものを見たことがありませんでした。
友人でよく見るという子がいましたが、そんなのありえないことだと思っていたのです。
しかし、自分の目の前に老人が浮いているのが見えるんです。
これが、霊感の強い方がよく見るという「霊」というやつなのでしょうか。その老人には見覚えがありませんでした。
しかしなんとなく直感ですが、私のひいおじいさんなのではないか?と感じました。
ひいおじいさんは地元で議員をされていたらしく、その浮いていた老人に立派なひげがあったことから、そのように感じたのだと思います。この時はなかなか金縛りが解けませんでした。
叫んでも暴れても、全く動くことができず、声も出ないのです。
しばらくしてやっと動けるようになったころには、老人も消えていたと思います。これだけ色々経験しても、やはり心霊現象はいまだ信じられません。
老人を見たのも、きっと夢なのだと、まだ心のどこかで思っています。

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