危なかったな
2018/05/30
皆様おはようございます。
このお話はM添乗員さんから聞いたお話です。
大O県 O府での出来事です。
Mさんはチェックインを済ませ頂いたお部屋に入り、宴会も19時からと思い軽くシャワーを浴びた。
そして、髪を乾かしていると鏡に窓が映っていた。
Mさんは、ふと、その鏡に映った窓を見ると下の方に手が見えた。
そして、後ろを振り向くと窓には手は無かった。
しかし、Mさんは違和感を覚えた。
それは、鏡にはどう考えても窓は映らないはず・・・
鏡を見たが窓は映ってない。
Mさんは、連添で疲れているんだと思いさっさと髪を乾かし、早めではあったが宴会場にいった。
宴会も終わり部屋に戻った。
明日も早いので寝ることにした。
しばらくして、風で目を覚ました。
Mさんは、おかしいな窓開けたかなと思いつつベッドから起きあがった。
ふと、鏡に目がいった。
Mさんは、自分の目を疑った。
その鏡には、窓が映っている。
絶対写るはずもない鏡が・・・
さらに、窓からはい上がって来る女性が窓から入ってこようとしていた。
Mさんは、恐怖のあまり声が出ず体も思うように動けなかった。
その瞬間電話が鳴った。
Mさんは電話の方へ目をやり、鏡の方へ目を戻した。
鏡は何も無かったように普通に戻っていた。
Mさんは夢かと思い電話を取った。
「もしもし・・・」
「危なかったな」
と男の声がして電話が切れた。
Mさんはまた恐怖が湧いてきた。
部屋の電気を全てつけ、テレビもつけて窓を閉めようと窓に手をかけた瞬間・・・
あの女性がMさんに抱きついてきてMさんはそこから記憶がないと・・・
Mさんは窓から落ちていた。
幸い3階だったため足の骨とろっ骨を3本折っただけでった。
噂によると、このホテルに泊まっていた新婚さんが1204号室の窓際で景色を見ていて手すりがもろくなっていて女性だけが落ちて即死したそうです。
そして、男性は
「おう、危なかったな」
と言ったそうです。
Mさんが泊まったお部屋は304号室だったそうです。