祖母の死に関する心霊体験
2018/05/16
これは、私と私の母親が祖母の介護をしている時の心霊体験です。祖母の介護が必要となったのは、祖母が80歳になったときでした。その時、私の家では、私と私の父親と母親と祖母とで一緒に暮らしていました。その時は、今から30年も前の話で、私は小学生でした。そして、祖母の世話は私の母親がほとんどしているといった状態だったのです。また、祖母は認知症であったため、知らないところに出かけることが危ないと感じて、ほとんど家の中や、家の外でも庭にいることが多かったのです。そしてある日のこと、祖母を庭で椅子に座らせていました。それはいつもの光景だったので、祖母もなんともなく座っていました。すると、突然祖母の嫌がる声が聞こえたのです。
それは、やめてという声だったのでした。その時、家には私と母親がいましたので、すぐに祖母のところに行きました。
すると、祖母がすごく怯えた顔をして、何かを払っているような動作をしていました。
そのため、母親が駆け寄り、祖母を抱いて落ち着かせていました。私は、誰かが祖母を驚かせたのかもと心配して、周りに誰かいないか見ていました。
しかし、そこには誰もいなかったのです。そのため、その祖母の行動は、祖母の勘違いと思っていたのです。
すると、次の日、また同じことが起こりました。しかし誰もいません。その時、祖母が話をしてくれました。それは、白い人が近づいて来て、祖母を連れていこうとするというのです。
そしてその人は、木の向こうにいつもいるということでした。
木のところというのは、私の家の隣に神社があって、そのことを指しています。
しかし、そこには誰もおらず、その話もいつもの認知症の症状の一つであると感じていたのです。すると翌日、大変なことが起こりました。祖母がいつものように人が来たといって、泣き出してしまったのです。
その人は、祖母に2週間後に必ず迎えに来るといって消えたというのでした。
その時、またおかしいことをいっていると、母親と気にしていなかったのですが、そのことが真実になったのです。それは、その日からちょうど、2週間後に祖母がなくなってしまったのです。
その原因は老衰ということでした。しかし、私と母親は、その祖母がいっていた人が迎えに来たのではないかと思っています。そして、もし偶然としても、祖母のいっていた人が祖母に見えていたことは、信じて上げれば良かったと、今から思うと、とても辛い悲しい気持ちになっています。