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午前2時 天窓から射した謎の明かり

2018/05/15

それは私が中学生の頃のことでした。
夜もう寝ていたのですが、何故かふと目が覚めました。
そして雨戸が閉まった掃き出しの窓の上にある、天窓をぼんやり見つめた時でした。いきなりその天窓から明かりが射したのです。
我が家は門を入った奥の家なので、道路の光が直接入ることはありません。
明かりは動いていましたが、人が懐中電灯を持ってあちこちを照らしているような感じの動きでした。
そして、天窓は高い位置にあるので、光は下から天井に向かって入ってきました。
夜、門は閉め、かんぬきを掛けますから、門を開けて誰かが入ることも考えられません。私は恐ろしさに震えながら、両親の寝室へ行って今あったことを話しました。
私は瞬間、泥棒だと思ったのです。
両親もすぐに起き出しましたが、母は
「泥棒なら家の中の明かりを点けて、音をさせるといいわ。人が老いているとわからせると逃げるそうよ」
と言って、明かりを点け足り、階段を下りて音を立てたりしました。。その後父が家の周りを見て回りましたが、誰もいませんでした。
でも、私は恐ろしくてどうしようもありませんでした。
時刻は午前2時頃でした。
そんな時間にうちの門の中に人が居ること自体、有り得ないことです。
幽霊だとか、そんなことは全く考えられませんでした。
実際、あの明るさや、光の動きから見て、やはり懐中電灯のようなもので照らしているとしか思えません。しかし、ああいう場合は、人間心霊現象だなどとは思わないものですね。
幽霊より泥棒の方がはるかに恐ろしかったです。数日後、母が門の中の中にあるもう1軒の家のおばさんに、昨夜の出来事を話して、心当たりがないか聞いたそうです。
この家は本来伯父の家ですが、伯父が海外へ転勤になったので、人に貸していたのです。
そのおばさんが言うには、
「主人が時々蛇が出るので、それを見て回ることがある」
とのことでした。
でも、はっきり数日前にそういうことをしたのかどうかはわかりませんでした。それに、蛇をわざわざ夜中に見て回るというのも変な話です。
我が家は東京にあり、大体そんなことをするほど蛇を見ません。
いえ、蛇なんて滅多に見ませんでした。
裏のおうちが大きいおうちで、庭にがもあり、その為カエルがいるので、蛇もたまに見るのですが、見たとしても、長さが30cmくらいの小さな蛇です。
夜中に蛇を退治するならまだしも、見て回る必要などありません。
母が私を安心させる為に作った話でしょうか?そうなるとやはり泥棒かということになるのですが、両親は警察に言うこともありませんでした。
尤も何も取られていませんし、姿を見た訳でもなく、家に侵入すらされていないのですから、被害届も出せませんが・・・。泥棒としても、どうやって門の中に入れるのでしょう?
門をよじ登ればかなりの音がするので、わかってしまいます。未だに本当の所はわかっていません。
なんの被害も無くて良かったのですが、あの時の恐怖感は忘れられません。

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