読心術
2021/09/11
三年ほど前の夏の話。友人の部屋で大学の講義をさぼり、何するでもなくダラダラしていた。他愛も無い馬鹿話、その中で友人がふとこんな事を口にした。「なあ、もしこの世に読心術できる奴がいてさあ、俺が今読心術の出来る奴っているのかなあって考えてる事も読んでるって考え…
2021/09/11
三年ほど前の夏の話。友人の部屋で大学の講義をさぼり、何するでもなくダラダラしていた。他愛も無い馬鹿話、その中で友人がふとこんな事を口にした。「なあ、もしこの世に読心術できる奴がいてさあ、俺が今読心術の出来る奴っているのかなあって考えてる事も読んでるって考え…
2021/08/04
俺はサラリーマンなんだけど、ここんところ仕事上の悩みがあってね。したら知り合いから、これを枕の下に敷いて寝たらちょっとした予言を夢で見ることができるっていう和紙に描いた絵をもらったのよ。なんでも地元じゃ有名な宗教団体から出たものらしかった。それが振り袖を着て正座し…
2021/07/19
171: 不思議で怖い話 05/26(金) 17:49:18.31 ID:TW0j/CaR01/2今月あった話。同郷の従姉妹が県内国立大進学のお祝いに親から中古の軽自動車を買ってもらった。(田舎なので地元大学在学中に車を持つのは女子でも普通)何度か友達とドライブした時に…
2021/05/16
類似の既出話もあるかとは思いますが敢えて一つ。七年前に勤めた会社が倒産し就職難の中、運転手に転身したTに起きた事です。最初は小さい2t車での仕事だったTも運転手に転身して一年も経つと4t車に乗る様になり、県内だけでなく県外にも足を延ばすようになった。今から五年程前の雨…
2020/05/17
数年前、友人Kの彼女が事故で亡くくなりました。周りから見ても、K達は凄く仲が良くてそろそろ結婚か?なんて言われてる時のことです。その死に方というのが、Kの彼女が会社の帰りにKの家による旨を、公衆電話からKの家の留守電に入れている時に、その公衆電話にトラックが突…
2020/03/30
20の時に彼氏と同棲してた1Kの狭いアパートがいろいろヤバすぎた。クローゼットが勝手に開くとか、音楽聞いてるとそれに合わせて知らない女の声が歌ってるとか、壁に何度帽子を掛けても振り返ると落ちてる、なんて当たり前過ぎて全然気にならないくらい。べつに迷惑でも何でもないし。…
2019/10/27
これは先日あったことなんだけど、俺ら暇な高校生は本当に夜中まで友達の家で酒飲んでダラダラしてることが多かった。その日も夜の12時位までいつものメンバー3人でダラダラしてたんだ。そしたら突然ムードメイカーの野口がムクリと起き上がり、ライターをカチカチやりはじめた。「これやって…
2019/10/15
オカルトカラオケコンビニトンネルバイクパニック暗示違和感遺体階段学校奇妙供養恐怖金縛り警察血まみれ犬死体事故自販機写真蛇呪い塾新聞人形足音電話登山入院犯人秘密基地病院病室風呂寒気小学生便所女の声男の声鏡鳥肌危険釣り人影タクシー暗闇跡地後悔発狂夏休み悪夢テレビ
小学生の頃、学校の裏山の奥地に、俺達は秘密基地を造っていた。秘密基地っつっても結構本格的で、複数の板を釘で打ち付けて、雨風を防げる3畳ほどの広さの小屋。放課後にそこでオヤツ食べたり、●本読んだり、まるで俺達だけの家のように使っていた。俺と慎と淳と犬2匹(野良)でそこを使って…
2019/09/29
5年程前に警備員の仕事で夜間の高校を巡回する仕事してた時の話。夜1時を過ぎて校内巡回するときは、2-4の教室だけはコースから外すよう先輩に言われた。理由を聞いたら、「あれは見ないと説明出来ないんだ」と言われてお茶を濁されたので分からず。後日うっかり1時30分頃その教…
2019/08/27
去年の話なんだけど、海の角台に座って打ってたら、自分と左隣のオッサンの間に誰かが身を屈めた。多分オッサンの知り合いがオッサンに耳打ちしてんだろうな~って、目の端っこと台のガラスにチラチラ頭と髪の毛が映るけど、気にしないで打ってた。でも、なんかよくわかんないモヤモヤするっつーか…
2019/08/25
これねぇ、水道工事屋の叔父さんから聞いた話なんです。その日の現場は、千葉で有名な沼のすぐ近くだった。辺りは雑木林になっていて、昼間なのになんだか妙に薄暗い。ここっていうのは、昔から色々な噂があるようなところなんです。で、今回の工事ってのは、大きな機械でもって地面を掘って、…
2019/07/21
会社の先輩(女性)の、学生のころの実体験。学校から帰ってみると、家にだれもいなかった。先輩はとくに気にすることもなく、父親の3畳ほどの広さの書斎にある電話で友達とおしゃべりをはじめたが、その途中で、電話相手の友達が『なにか音しない?』と言った。カチカチカチカチと、ちょうど…
2019/07/11
彼女と同棲を始めて1ヶ月。部屋は彼女がチョイスしたインテリアやら小物やらで飾られ、安いワンルームながら、なかなか洒落た愛の巣じゃないかと、当時の幸せ惚けした自分は、本気でそんなこと考えていた。仕事帰り、色とりどりの花が飾られた花屋の店頭を通り過ぎながら、ふと自分達の部屋…