二つ上のお姉さん
2019/05/10
小四の時、新興住宅地へ越した。近所に二つ上のお姉さんがいて、すぐに仲良くなった。小さい住宅地で子供が少なかったせいもあるんだろう。近い世代は俺とそのお姉さんしかいなかった。小学生の頃は一緒に遊んでもらったし、お姉さんが中学へ上がっても外で行き合えば挨拶をしてくれた。高…
2019/05/10
小四の時、新興住宅地へ越した。近所に二つ上のお姉さんがいて、すぐに仲良くなった。小さい住宅地で子供が少なかったせいもあるんだろう。近い世代は俺とそのお姉さんしかいなかった。小学生の頃は一緒に遊んでもらったし、お姉さんが中学へ上がっても外で行き合えば挨拶をしてくれた。高…
2019/05/08
俺が消防だった頃の話。近所の小さな珠算塾(ソロバンね)に通ってた俺は、毎年クリスマスの日の塾を楽しみにしてた。クリスマスの日だけは授業をあまりやらずに、先生が8ミリフィルムの映画を子供たちのためにかけてくれるからだ。アニメが主体で、『がんばれタブチ君』とか、ディズニー映画…
2019/05/05
昔住んでた家の近くの河川敷に公園があって、そこに森みたいなのがあった。その森に分け入っていくと、異常に暗い空間が何カ所かあって、よくそこで遊んでた。そこだけ切り取ったように暗くなってて、木々に光を遮られてるとかじゃなくて、本当になんかもやっとしてて、とにかく暗い。…
2019/05/03
昨日、自転車で少し遠出をしたら、結構広くて遊具が充実してる公園を発見した。普段3歳の息子と行くのは近所の小さな公園でばかりなので、たまには大きな公園で遊ばせてやりたいと思い、自転車を止めて公園内に。まずは水分補給とベンチに坐って水筒出したら、大家族?(年齢不詳の美輪さ…
2019/04/27
小学生の頃、疎遠だった伯父がたった一人で訪ねてきました。正月三が日も終わらないうちから。普通は私たちも挨拶するのですが、両親は「必要ない」と。不思議でしたが、伯父の行動も不思議でした。朝は早くからあちこち出かけて行き、夜は父と遅くまで話し込んでいるようでした。お年…
2019/04/26
出身は地方の田舎で大学が大阪だったんだけど、大学紹介の下宿が凄いボロだったんで、電車通学になってもいいやと、三年に上がる春に自分で探した部屋へ引っ越しをした。春休みで暇だし、引っ越して数日後に自転車で近所を散策した。家から5分くらい走ったあたりで、家が密集している住宅…
2019/04/20
小学校の3年生の頃…当時九つの私は、学校で“いじめ”にあっていました。幼なじみの友達はいたのですが、一人で過ごす方が楽に感じてきていました。そんなある夏の日…。公園のお気に入りの場所…大木の下で、一人おやつを食べていたら、学生服姿の男の人がやってきました。学ランに学帽、…
2019/04/19
7歳の長男の話です。いわゆる『視える子』らしいのですが、彼から聞き出す話のことごとくが、一般的な霊感体験談からズレてて興味深いんです。長い髪の女や不思議な子どもなんかは一切見えないくせに、「空中浮遊する目玉の親父まがいのもの」やら、「鬼火を引き連れて行進する骸骨」…
2019/04/18
信一少年は、両親の仕事の都合でその町に引っ越してきた。右も左もわからない町だったが、両親は外に出て友達をつくれと言った。信一が、近所の公園に出てみると、同じ年頃くらいの男の子と女の子が、遊んでいた。仲間に入れてもらおうとそばに寄ると、それはどこか目つきのするどい二人であ…
2019/04/16
自転車で40分ぐらいかけて通勤してます。その通勤路に一ヶ所だけ、なんともいえないイヤな感じがする場所があるんです。道路が陸橋になって交差している下に、小さな児童公園があるんですが、そこです。上からは陸橋が覆い被さるようになっているし、煤けた上に落書きだらけの太いコンク…
2019/04/16
親戚に霊能者と呼ばれている人がいる。彼女の地元ではそれなりに有名で、本名とは別に、近所の人は彼女のことを「みちか」さんと呼んでいた。なんでも”身近”と”未知か”、”道か”が混ざっていて、本人曰くいい感じなので周りにそう呼ばしているらしい。今現在北海道のM別におり、4…
2019/04/16
3年前に体験したミステリアスな話。ウチから歩いて30秒くらいの所に公園があって、そこには甲子園の地区予選とかでも使われてる大きな球場がある。寝付けない日にはその公園に行って、夜風に吹かれながらタバコ吸ったり球場の周囲をグルっとブラつくのが日課だった。ある日、深夜2時頃…
2019/04/16
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Y君は関西の某大手製薬企業に勤めている。しかし仕事柄、中々女性と出会えず、彼女がいないのが悩みであった。そんな彼に、友人が彼の悩みを聞いて、やはり同じような悩みを持つ看護婦さん達との合コンの段取りを付けてくれることになった。もちろんY君に異論があるはずがない。休日を…