死守り
2018/05/18
俺とじじいの話でも。柔道五段、がっしりした体格で、土と汗のにおいのするでかい背中。日に焼けた顔。俺がろくでもないことをする度にぶっ飛ばされた、荒れた手。素直じゃなくて憎まれ口ばっかり叩いてた俺は、それでもやっぱりじじいが好きで、だから(自分なりに)親しみを込めてじじいと呼…
ネット上に存在する不思議で怖い話を
読みやすく編集・修正してまとめました
2018/05/18
俺とじじいの話でも。柔道五段、がっしりした体格で、土と汗のにおいのするでかい背中。日に焼けた顔。俺がろくでもないことをする度にぶっ飛ばされた、荒れた手。素直じゃなくて憎まれ口ばっかり叩いてた俺は、それでもやっぱりじじいが好きで、だから(自分なりに)親しみを込めてじじいと呼…
2018/05/17
これは僕が高校を卒業して半年位、フリーターでやっていた頃の話です。その頃、僕はある肉加工工場の夜勤パートをしていました。某県での話です。僕は自転車で一時間かけて隣の市である職場に通勤していました。夜勤、確か23時半からの勤務だった為通勤は苦ではありませんでした。朝からだ…
2018/05/16
予定より少し遅れていたので、暗くなりかけていた。まぁ、遅れても超過勤務手当てがつくので構わないのだが、暗くなる前にあの不気味な家への配達を終わらせたいのが本音だった。その家はドアの横に小窓がついていて、そこから郵便物を投函する。大きい郵便物は入らないし、家の中で犬を飼って…
2018/05/16
荷物を片付けるため、夏の暑い日に久々に母方の祖父の家を訪ねた。といってもその家はすでに誰も住んでおらず、私一人だけでの作業であり、無駄に広い家の為、なかなかはかどらずにいた。中でもこの家で一番広い部屋には大きな仏壇が置いてあった。長い間手入れをしていなかった為、埃まみれであ…
2018/05/15
私が小学生の時に経験した出来事です。修学旅行の班を決める時、Tさんは一人あぶれてしまった。先生「は~いみんな注目!、どこかTさん入れてやって下さい~」クラスのみんな「え~~」そう、すでに仲の良い人同士で班はできあがってしまい、Tさんの入る余地は無かったのだ。教壇の前で一…